2014年4月8日火曜日

久々のドル全面安。その理由は?

久々のドル全面安。その理由は?

円売り一辺倒の海外勢や円安論者にとっては、今日の黒田日銀総裁の記者会見は、サプライズ。

特に「2.0%の物価目標の達成を確認している、現在、追加緩和の検討をしていない、逆方向の調整の余地もある」などや、「雇用は想定以上に改善、完全雇用に近づいているか、ほぼ等しい」との発言、物価が想定以上に上振れる場合は、引き締め方向の政策変更もあり得ることを示唆している。

世界的な株安もあったが、この発言で、各テクニカルポイントをブレークし円高に動いたが、クロスで見ると、ドル全面安の動きのためか、クロスでの円高は非常に限定的で、それもEURJPYはCHFJPYに限定されている。

やや驚きなのは、ドルがなぜ全面安になったのか? ドルロングポジションが多かったこともあるのかもしれないが、GBPUSD、AUDUSD、NZDUSD、USDCADでのドル売りの流れは強い。

EURUSDも4月3日のドラギECB総裁が「ユーロ圏のデフレリスクに対処するため、追加緩和の可能性を示唆」したことで、一時1.37割れまで下落していたが、直近のレンジ上限1.3820を試す勢いになっている。

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