2014年4月30日水曜日

4月30日(水曜)昨日、海外市場の動き

4月30日(水曜)昨日、海外市場の動き


***** 昨日のポイント *****

◎4月30日の重要な経済指標と金融政策の発表を控えて、終盤は積極的な動きは見られず。
◎NZ貿易収支の黒字額は、予想を下回る
◎英第1四半期のGDPは、前回より上昇するも予想を下回り、GBP売りが強まる
◎ユーロ圏の景況感指数は、前回と予想を下回る
◎独消費者物価指数は、予想を下回り、EUR売りが強まる
◎米CB消費者信頼感指数は、予想や大幅に上方修正された前回を下回るが、高水準が続く
◎カーニーBOE総裁は、英国は景気回復の広がりを示すあらゆる兆候がある
◎ポロッツ・カナダ中銀総裁は、政策金利は中立

アジア市場は、東京市場が休場の中、早朝のNZ貿易収支の黒字額は予想を下回るがインパクトは見られず。日経平均株価は下落するも、上海株は上昇、弱いながらもAUDUSDとNZDUSDの売りが目立った。

欧州市場に入ると、強い英GDPと強い独CPIを予測した、GBPUSDとEURUSDの買いが先行、主要通貨でドル売りをリードしたが、英GDPと独CPIが予想外に伸び率は鈍く、売りへと変化。AUDUSD、NZDUSD、USDCADでドル売りが目立ち、クロスでの円売りが強く、USDJPYは102.70台へ上昇。

米国市場に入ると、EURは伸び率が弱い独CPIと、30日のユーロ圏CPIを懸念し下落、GBPはM&AやカーニーBOE総裁発言が支援する買いに上昇、EURGBPの売りパターンに入り、EURUSDは1.3800台まで下落、GBPUSDは1.68400台まで一時上昇、EURGBPは0.8250→0.8200まで下落。AUDUSDとNZDUSDは小幅ながら上昇傾向が続き、USDJPYの買いは続かず102.50台へ下落。


***** 発言・その他 *****

◎ポロッツ・カナダ中銀総裁=インフレは低水準で、消費者物価の総合指数の上昇は参考にしていない。政策金利は中立。
◎ビナルス・IMF金融資本市場局長=ECBは低成長と低インフレの対応で、あらゆる手段を取るべき。銀行システムの過剰流動性が1000億ユーロを下回り、どこまで低下するのかが問題。
◎S&P=欧州15行の金融機関の格付け見通しをネガティブへ。
◎カーニーBOE総裁=英国は景気回復の広がりを示すあらゆる兆候がある。
◎ショイグ・ロシア国防相=ヘーゲル米国防長官との電話会談で、ウクライナの緊張緩和に協力を要請。
◎プーチン・ロシア大統領=ロシアはウクライナで軍事的活動はしていない。更なる欧米の追加制裁があれば、エネルギーを含むロシアの産業への西側企業の参加を見直さざるを得ない
◎米住宅所得率は18年ぶりの低水準=第1四半期の個人住宅所得率は65%で、1995年の第3四半期の低水準で、2004年69.4%をピークに下落。高失業や金融機関の貸出が慎重で、高水準の住宅価格で、購入をあきらめており、過去3年間の住宅市場の回復は、賃貸住宅への投資が拡大しため。
◎ルー米財務長官=ロシアへの制裁で既に弱まっているロシア経済は傷つけされているが、必要があれば更なる追加制裁を用意。


***** 結果、主な経済指標・その他 *****

JPY 日本 昭和の日で休日
7:45 NZD 3月 貿易収支=9.2億NZドル(予想9.37億NZドル、前回7.93←8.18NZドル)、前年比8億NZドル(予想9.2 前回6.5億NZドル)、輸出=51億NZドル(予想49.8億NZドル 前回44.29←45.6億NZドル)、輸入=予想42.0(41億NZドル 前回37.17←37.4億NZドル)→ 予想を下回る
15:00 GER 5月 GfK消費者信頼感調査=8.5(予想8.5 前回8.5)
17:30 GBP 第1四半期 GDP・速報値=前期比0.8%(予想0.9% 前回0.7%)、前年比3.1(予想3.2% 前回2.7%)→ 強い数字が予想されたことで、直前からGBP買いが続いたが、結果は前回を上回るが予想をやや下回り、直後はGBP売りが強まる。
18:00 EUR 4月 景況感指数=102.0(予想103.0 前回102.5←102.4)、企業景況感=-3.6(予想-3.0 前回-3.3)、サービス業景況感=3.5(予想4.5 前回4.5←4.2)、業況判断指数=0.27(予想0.42 前回0.40←0.39)→ 景況感指数が弱いが、消費者信頼感指数のマイナス幅は縮小し、EURは売り買いが交錯
18:00 EUR 5月 消費者信頼感指数・確報=-8.6(予想-8.8 速報-9.3 4月)
21:00 GER 4月 消費者物価指数・速報値=前月比-0.2%(予想-0.1% 前回0.3%)、前年比1.3%(予想1.4% 前回1.0%)、EU基準CPI・速報値=前月比-0.3%(予想-0.1% 前回0.3%)、前年比1.1%(予想1.3% 前回0.9%)→ 予想よりも弱く、発表直後からEUR売りが強まる。
22:00 USD 4月 S&P/ケース・シラー住宅価格指数(総合20)=前年比12.9%(予想13.0% 前回13.24%)→ 予想を下回る
23:00 USD 4月 CB消費者信頼感指数=82.3(予想83.0 前回83.9←82.3)、期待指数=84.9、現況指数=78.3→ 予想と前回を下回るが、前回は6年ぶりの高水準となった反動


***** 今日の主な経済指標・その他 *****

7:45 NZD 3月 住宅建設許可件数=前月比予想2.0% 前回-1.7%
8:05 GBP Gfk消費者信頼感=予想-4 前回-5
15:00 GER 3月 小売売上高=前月比予想-0.7% 前回1.3%、前年比予想1.6% 前回2.0%
16:00 CHF 4月 KOF先行指数=予想2.03 前回1.99
16:00 EUR スペイン第1四半期 GDP=前期比予想0.4% 前回0.2%、前年比予想0.5% 前回-0.2%
16:55 GER 4月 雇用統計: 失業率=予想6.7% 前回6.7%、失業者数=予想-10,000人 前回-12,000人
18:00 EUR 4月 消費者物価指数・速報値=前年比予想0.8% 前回0.5%、コア前年比予想1.0% 前回0.7%
21:15 USD 4月 ADP雇用統計=予想20.8万人 前回19.1万人
21:30 CAD 2月 GDP=前月比予想0.2% 前回0.5%、前年比予想2.5% 前回2.5%
21:30 USD 第1四半期 GDP・速報値=前期比年率予想1.2% 前回2.6%、PCE価格指数=前期比予想1.4% 前回1.1%、コアPCE価格指数=前期比予想1.4% 前回1.3%、個人消費支出=前期比予想 前回3.3%、GDP価格指数=前期比予想1.6% 前回1.6%
22:45 USD 4月 シカゴ連銀全米活動指数=予想56.5 前回55.9
3:00 USD FOMC金融政策発表=0.25%の政策金利の据え置きと、モーゲージ担保証券(MBS)の月間買い入れ、250→200億ドル、米国債買億ドルの月間300→250億ドル、債券購入プログラム計550億ドル→450億ドルへの削減を予想
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