2014年4月18日金曜日

4月18日(金曜)昨日、海外市場の動き

4月18日(金曜)昨日、海外市場の動き



***** 昨日のポイント *****

◎イースター休暇で市場参加者は減少。
◎メルシュECB専務理事は、ユーロ高でインフレへの影響が継続すれば対処する。
◎ジューネーブ4者会談は、事態鎮静化の取り組みで合意。
◎米フィラデルフィア連銀製造業景況指数は予想外に上昇。
◎米金利は上昇し、米株の下落も弱まり、ドルは全面高。


欧米のイースター休暇を明日に控えて債券市場は短縮取引の中、市場参加者も少なく、ジューネーブ4者会談は、事態鎮静化の取り組みで合意し、緊張感の緩和と、米製造業お景気指数も強く、メルシュECB専務理事のユーロ高懸念発言にユーロも弱く、終わって見ればドルは全面高。

アジア・欧州市場は、欧米のイースター休暇を明日に控えて、市場参加者も少なく、日経平均株価は前日と変わらず、アジア・欧州株も小幅な値動きに終始。ドル円は、海外市場の連休と、ジューネーブ4者会談を前に、円ショートポジションの巻き戻しに、USDJPYは102.00円を割り込み一時101.80円台まで下落。EURUSDは1.3850の上限を超え、続伸へ。
GBPUSDは、前日の強い雇用統計前後の1.6720近辺から続いた上昇も、利食いのポンド売りに1.6840台で上値が重くなる。AUDUSDは、0.9400の大台を達成できず、0.9340の上昇スタート地点近くまで続落。NZDUSDとUSDCADの動きは鈍い。

米国市場では、ジューネーブ4者会談で、事態鎮静化の取り組みで合意し、米フィラデルフィア連銀製造業景況指数は予想外に上昇。米株も一時上昇し、米金利も上昇、ドル買い戻しが強まる。USDJPYは、102.40円台を維持、EURUSDは欧州市場の1.3860台を高値に、メルシュECB専務理事のユーロ高懸念発言も加わり1.3810まで続落、GBPUSDはアジア・欧州市場の1.6830台を高値に、1.6780台まで続落。AUDUSDとNZDUSDの下落は止まらず。


***** 発言・その他 *****

◎ロイターの欧州主要銀行の財務諸表分析=欧州主要30行は昨年2兆ユーロの資産を圧縮。
◎メルシュECB専務理事=ECBは為替相場をターゲットにしない。ユーロ高はインフレ見通しに大きく影響。ユーロ高でインフレへの影響が継続すれば対処する。
◎伊藤教授=日本の国債利回りもいずれ上昇し、GPIFは25兆円の国債を売却すべき。
◎プーチン・ロシア大統領=ウクライナ政府の軍投入は深刻な犯罪。ウクライナ危機は政治・外交手段での解決望む
◎ジューネーブ4者会談(ウクライナ、ロシア、アメリカ、EUの外相級4者でウクライナ問題を協議)=事態鎮静化の取り組みで合意し、暴力の即時停戦を呼び掛ける共同声明を採択。いかなる暴力、威嚇、挑発行為も自制が必要。武装解除し占拠建物は合法的な所有者に返還。ウクライナ国内で広範な対話実施が必要。


***** 結果、主な経済指標・その他 *****

9:30 JPY 黒田日銀総裁の講演
10:30 AUD 第1四半期 NAB企業景況感指数=前期比6(予想 前回8)
15:00 GER 3月 生産者物価指数=前月比-0.3%(予想0.0% 前回0.0%)、前年比-0.9%(予想-0.7% 前回-0.9%)
21:30 USD 新規失業保険申請件数=31.2万件(予想31.5万件 前回30.2←30.0万件)
21:30 CAD 3月 消費者物価指数=前月比0.6%(予想0.4% 前回0.8%)、前年比1.5%(予想1.4% 前回1.1%)、コア前月比0.3%(予想0.3% 前回0.7%)、コア前年比1.3%(予想1.3% 前回1.2%)→ 予想を若干上回り、直後にカナダドル買いが強まる。
23:00 USD 4月 フィラデルフィア連銀製造業景況指数=16.6(予想10.0 前回9.0)→ 予想を大幅に上回りドル買い戻しが続く


***** 今日の主な経済指標・その他 *****

イースター休日(欧米を含め、日本を除く主要国の多くは休場)

0 件のコメント:

コメントを投稿