今週の経済指標・発言の注目点(4月14日~4月18日)
今週は、18日(金曜)がイースターで主要市場が休場となり、週内のポジション調整が前倒しされ、早めに始まる可能性や、新たポジション・テークする動きが弱まることが予想されますが、今週の注目点を週初から順に確認してみたいと思います。
14日(月)
◎ノワイエ仏中銀総裁の講演=最近の発言はユーロ高をけん制することが多くなっていますが、過去の発言に対しては市場の反応は鈍いのが実情です。
15日(火)
◎豪中銀議事録の公表=4月1日の声明では、政策金利を低水準で据え置く必要があることが前回の理事会で示されたほか、豪ドルの上昇を懸念しているが、強い豪ドル高けん制発言もありませんでした。さて、議事録では豪ドルに関しと、政策金利に関しての内容を注視。
◎英消費者物価指数=前月より低下が予想されており、強い内容にはポンド買いの動きが強まりますが、弱い結果にもポンド売りは限定的と思われます。
◎米消費者物価指数=前年比が前回より強い予想で、いつも通り短期的に影響力が強くなります。
◎イエレンFRB議長の講演=4月9日のFOMC議事録では、先に示した「量的緩和終了後6ヵ月での利上げを示す議論」はなく、市場は彼女の「思いつき発言では?」と疑い、ドル売りへと変化しましたが、その真意は?
16日(水)
◎NZの第1四半期・消費者物価指数=前期比・前年比共に前期より上昇が予想されており、NZ買いの材料にされやすくなっています。
◎中国の第1四半期・GDP=中国の景気拡大に陰りが見られ、目標値の7.5%を下回る前年比7.3%の予想は、既に相場に織り込み済みで、7.5%を超えるとリスク資産買いに動き安くなります。
◎黒田日銀総裁の講演=8日の「追加緩和の検討をしていない、逆方向の調整の余地もある」とのサプライズ発言は、市場に織り込み済みで円高方向への期待も薄い。
◎英雇用統計=失業率の改善と、失業者数の減少が予想されています。最近のポンド安の動きに反して、雇用の改善が強まれば、ポンドの買い戻し材料として利用されやすくなります。
◎カナダ中銀・金融政策発表=政策金利1.0%の据え置きは固いと思われますが、いつもながら声明の内容で相場が動くことが多く見られます。7日発表のカナダ中銀第1四半期企業景況感調査では、「カナダドル安と米経済の改善で企業センチメントは良好」とのことで、下落傾向にあるカナダ円の相場の下支えになるのか? 注目しています。
◎イエレンFRB議長の講演=講演内容を見守ることにしますが、15日の内容の世襲と思われます。
17日(木)
◎黒田日銀総裁の講演=講演内容を見守ることにしますが、16日の内容の世襲と思われます。
◎カナダ消費者物価指数=前月比が前回よりも弱く、前年比が強いことが予想されていますが、予想外の数字では短期の相場への影響は大きいものがあります。
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