2014年3月6日木曜日

3月6日(木曜) アジア市場の動き

3月6日(木曜) アジア市場の動き


****** 今までのポイント ******

欧州市場では、今日のメインイベントのECB理事会とドラギECB総裁の記者会見を前に、EURUSDは積極的な動きな見られない。 金融政策の据え置きにしても、追加緩和にしても、両方向の可能性を秘めており、EUR相場はテクニカルでも1.3800で頭を押さえられ、下値が切り上がり、遅かれ早かれいずれかに動かざるを得ない状況に来ている。しいて言えば、期待感はEUR買い。

円相場は、GPIFの運用で国内債中心の運用を求めない方針が示され、外債購入など海外へ資金移動の思惑に円売りが強まり、ウクライナ情勢の極端な危惧感も薄れ、日本を含めアジアや新興国株高の流れに、円売りは止まず。

豪ドルは、豪小売売上高は予想を上回り高水準が続き、豪貿易収支は想外に黒字額が拡大し2年半ぶりの高水準に、AUD買いが強まる。


****** 今までの発言・その他 ******

OTH IMF新興国の国債投資に関するレポート=海外投資家保有の新興国国債の約半分5000億ドルは2010年からの3年間で増加。金融危機前・危機時は、資金流入と流出に大別、危機後はほぼ全ての新興国に資金が流入。
OTH 金融サービス調査会社のグリニッジ・アソシエイツ=2013年の外国為替取引高は、欧州と日本の伸びに前年比14.0%上昇、金融機関同士の取引が18.0%増加した。ドイツ銀行12.4%、UBS12.1%、シティグループ11.7%、バークレイズ10.5%、JPモルガン・チェース6.2%。電子取引は77%(前年74%)
JPY 岩田日銀副総裁=経済・物価見通しが変化すれば2.0%の物価安定目標に向け、適切に政策を調整する。
USD ウィリアムズ・SF連銀総裁(5日)=FRBは2015年半ばに利上げを開始する必要があると予想。米経済成長見通し2014年2.5%、2015年3.0%、失業率2014年6.25%、2015年5.5%に低下。
OTH カルアナBIS総支配人=中銀は政策の正常化を引き続き進めるべき。ディスインフレ圧力を、過度に懸念すべきではない。
JPY 厚生労働省の公的年金の財政検証=年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の運用は賃金上昇率基準にし、国内債中心にした運用を求めず→ 円売りの材料にされる。


****** これからの注目点 ******

21:00 GBP BOE金融政策発表=政策金利0.5%と、資産買入枠3750億ポンドの据え置きを予想
21:45 EUR ECB金融政策発表=政策金利0.25%、上限金利0.75%、下限金利0.0%の据え置きを予想
22:30 EUR ドラギECB総裁の記者会見
22:30 CAD 1月 住宅建設許可=前月比予想 前回-4.1%
22:30 USD 週間新規失業保険申請件数=予想33.6万件 前回34.8万件
22:30 USD 第4四半期 非農業部門労働生産性=前期比予想2.9% 前回3.6%、単位労働コスト=前期比予想-1.1% 前回-2.0%
0:00 CAD 2月 Ivey購買部協会指数=予想56.7 前回56.8
0:00 USD 1月 製造業受注指数=前月比予想-0.3% 前回-1.5%
1:30 CAD マリーカナダ中銀副総裁講演


****** 今までのイベントと経済指標の結果 ******

9:30 AUD 1月 小売売上高=前月比0.7%(予想0.5% 前回0.5%)→ 予想を上回りAUD買いが強まる。
9:30 AUD 1月 貿易収支=14.33億豪ドル(予想2.7億豪ドル 前回4.68億豪ドル)→ 予想外に黒字額が拡大し2年半ぶりの高水準に、AUD買いが強まる。


****** ウクライナ情勢 ******

ウクライナ情勢
米国務省(5日)は、「プーチン大統領の虚構、ウクライナに関する10の虚偽主張』のタイトルで、プーチン大統領は事実を無視したり、ゆがめたりしたと異例の批判を示す。

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