2014年3月4日火曜日

3月4日(火曜) 欧州市場の動き

3月4日(火曜) 欧州市場の動き

****** ポイント ******

ロシア軍はクリミア半島での軍事演習を終了し、プーチン・ロシア大統領はクリミアの併合をまだ考えずと発言、張りつめた緊張はやや緩み、欧州株は大幅上昇。ユーロストックス50は2%超の上昇、円とドルは主要国で全面安、原油と金価格は下落し、債券利回りは上昇し、昨日の流れは一変。

黒田日銀総裁の「円キャリー取引を増加させるモメンタムがある」、伊藤東京大学大学院教授の「年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は国内債の保有比率を52%にまで直ぐに落とせる」との発言も、円売り材料となり、USDJPYは102円直前まで上昇。

USDJPYの予想
1時間チャートでは、引き続き上限を超えられず102円台の売りに上値を抑えられているが、米現物株が強くなると上値を試し102.20円近くまで上昇する可能性が高くなっている。
レンジ予想は101.70円~102.20円。























****** 発言・その他 ******

1. 黒田日銀総裁=円キャリー取引を増加させるモメンタムがある。
2. 伊藤東京大学大学院教授=年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は国内債の保有比率を52%にまで直ぐに落とせる。
3. バーナンキ前FRB議長=米GDPが3.0%近くに成長する良い理由がある。

****** ウクライナ情勢 ******

1 プーチン大統領が軍事演習の部隊へ帰還指令を発令。インタファックス通信=ロシアはクリミア半島での軍事演習を予定通り終了した。
2 チュルキン・ロシア国連大使=国連安全保障理事会で、プーチン大統領はウクライナでの軍事行動でまだ決定を下していない
3 ケリー米国務長官=数日以内に対ロシア制裁措置と、ウクライナに10億ドル融資保証の供与を取る用意を発表
4 プーチン・ロシア大統領=ウクライナの現状は違法なクーデターで、ヤヌコビッチ前ウクライナ大統領は合法的な指導者。クリミア半島への武力行使は最後の選択肢で現時点では必要ない。クリミアでの分離主義的動きを挑発するつもりない。ロシアはウクライナ南部のクリミアの併合を考えてはいない。
5 ラブロフ・ロシア外相=ウクライナはすべてのウクライナ人によって樹立される政府が必要。
6 セルゲイ・グラジエフ大統領補佐官=米国がロシアに制裁を科せば、外貨準備からドルを外し、米銀に対する融資返済を拒否。


****** イベントと経済指標の結果 ******

オバマ米大統領、予算教書を発表(一部は翌週発表の予定)は注目材料。

18:30 GBP 2月 建設業PMI=62.6(予想63.6 前回64.6)→ 予想と前回を下回る
19:00 EUR 1月 生産者物価指数=前月比-0.3%(予想-0.1% 前回0.2%)、前年比-1.4%(予想-1.3% 前回-0.8%)


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