****** 今までのポイント ******
◎豪中銀理事会では、予想通り政策金利2.5%の据え置きを決定、追加緩和の示唆の文言はなくAUD買いへ、豪ドル相場は歴史的にみて高水準にAUD売りへと変化し、上下におおよそ30ポイント変動後、水準はあまり変わらず。
注目すべきは「金利の安定期間を設けることが最も賢明な判断」とあり、暫くは様子見ムードが高まる可能性が強く、AUDUSDは、新たな0.91台への変動や、先の安値となる0.8650を割り込む下落も、予想外の変動材料が現れなければ、考えにくくなっている。
結果として、AUDJPYのポジションは、USDJPY相場の影響度が高まると思われ、USDJPY=100.50円~103.00円のレンジ、AUDUSD=0.8850~0.9080を想定しながら、AUDJPYは1月16日以降、83.00円を何度となくトライしながらも、失敗。この水準を超えることができるまでは、AUDの強気ムードも盛り上がらない。
◎ウクライナ情勢はプーチン大統領が軍事演習の部隊へ基地への帰投を発令したことで、軍事衝突の可能性が夜回り予想外に落ち着き、日経平均株価は上昇、上海株の小幅下落を除けば、総じて上昇傾向が続いている。為替市場でもリスクオフの流れの巻き戻しが早くも表れ、円売りとドル売り、主要通貨の買い戻しが強まっている。
****** 今までのイベントと経済指標の結果 ******
豪中銀理事会=政策金利2.50%の据え置きを決定。スティーブンス総裁声明=金利の安定期間を設けることが最も賢明な判断。労働需要はなお弱く、ピークはまだで失業率 は上昇し続けると予想。低金利と豪ドル安に支えられ成長は加速する見通し。豪ドル相場は歴史的に見て高水準。豪ドルの下落がバランス取れた成長を支援。インフレ率は2年間2.0~3.0%の目標に沿う水準へ。
⇒ 声明の発表に
豪州発の経済指標は良好=豪第4四半期経常収支=-101億豪ドル(予想-100億豪ドル 第3四半期-127億豪ドル)と、予想とほぼ変わらず、前回よりも赤字額が縮小。豪住宅建設許可= 前月比6.8%(予想2.0% 前回-1.3←-2.9%)、前年比34.6%(予想24.0% 前回22.5←21.8%)→ 予想を大幅に上回る伸び率で、前月比は昨年9月以来の伸び率。
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