ウクライナのクリミア自治共和国の住民投票はロシア編入を支持、プーチン・ロシア大統領はロシアに編入の条約に署名。欧米は認めないぞと大騒ぎ、便乗制裁にも見えかねないが、安倍総理も追加制裁を決めると言う。
欧米主要国はこれから制裁措置を発表することになるが、株式市場は日経平均が小幅上昇、中国株もマイナス幅を縮小させ、新興市場国株価は横ばいで推移し、VIX指数も前日より上昇し、危機感は全く感じられない。
ブルムバーグ記事では、VIX指数のボラが60%上昇すれば利益が出る、スプレッド取引に、8.6億円賭けてた投資家がいるらしい。現在14.5程度の推移となっているが、22.53を上回れば利益が出る。ちなみに、5月現の取引。
為替市場も小幅な値動きで、動けず。もちろん、明日未明のFOMCとイエレンFRB議長の記者会見という、重大イベントが控えており動けないこともあるだろう。
市場は、100億ドルの債券購入の縮小を予測しながらも、フォワードガイダンスの失業率基準6.5%の引き下げか、撤廃の可能性を気にしながら迎えることになる。
ただ、フォワードガイダンスが変更となっても、ドル相場をどのように考えたらいいのか、よくわからない。結局は、米国株の動きを見守り、株安=円高、株高=円安の動きにとりあえず便乗せざるを得ない。
アジア市場で気になるのは、中国の人民元相場の下落で、USDCNYは1.0%超の変動となり、2013年4月以来となる6.20台へ上昇、人民元は2カ月間で約7%下落している。
****** ポイント、これからの注目点 ******
18:30 GBP 2月 雇用統計: 失業率=予想 前回3.6%、ILO方式失業率=予想7.2% 前回7.2%、失業保険申請件数=予想-25,000件 前回-27,600件
18:30 GBP BOE金融政策委員会の議事録公表(3月6日分)=全員一致で金融政策の据え置きを予想
19:00 EUR 1月 建設支出=前月比予想 前回0.9%、前年比予想 前回-0.2%
21:30 USD 第4四半期 経常収支=予想-875億ドル、前回-948億ドル
3:00 USD FOMC金融政策発表=現状は政策金利0.0~0.25%、資産買い入れ650億ドル(モーゲージ担保証券買い入れ月間300億ドル、米国債買い入れ月間350億ドル)
3:30 USD イエレンFRB議長の記者会見
****** 今までの発言・その他 ******
◎人民元安が続く=USDCNYは1%の変動幅を超え、2013年4月以来となる6.20台へ上昇、人民元は2カ月間で約7%下落へ
◎木内日銀新議委員=異次元の緩和策が長期化するか追加されれば、副作用がプラス効果を上回り、長期気には経済の安定を損なうリスクがある。日本経済の実力に見合う物価は1.0%~1.0%強。為替はターゲットにしていない。
◎武藤元日銀副総裁・現大和総研理事長=日銀は増税後の景気落ち込みの対応に、早ければ4~6月に追加緩和に踏み切る見通し。
****** 今までのイベントと経済指標の結果 ******
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