2014年3月13日木曜日

3月13日(木曜)昨日、海外市場の動き、EURは高値水準近くまで上昇、NZDは利上げと継続期待に上昇へ。

3月13日(木曜)昨日、海外市場の動きは、EURは高値水準近くまで上昇、NZDは利上げと継続期待に上昇へ。


***** 昨日のポイント *****

ウクライナ情勢の緊張が続き、G7はロシアにクリミア併合の自制を求め、欧米とロシアの緊張が高まり、安全資産の買いに円とスイスフランは堅調に推移し、金価格も大幅上昇へ。しかし、アジア・欧州と続いた株価の下落も米国では下げは一服し前日とほぼ変わらず、円とスイスフランの買いも弱まるが、新興国市場の株価の下落は止まらず、引き続きリスクとして残る。

GBPUSDは、ビーンBOE副総裁は「利上げは急ぐ必要はない」との発言に一時ポンド売りが加速し伸び悩む。EURUSDは、早期緩和を示唆する発言も見られず、ユーロクロスの買いが続き、欧米市場から上昇を続け1.39台へ上昇し、3月7日の高値1.3915を目指す動きへ。13日早朝に利上げを実施したNZDUSDは0.8520まで上昇し、AUDUSDも0.90直前まで続伸へ。USDJPYは、欧米市場で下値トライが続くも102.60割れは続かず、結局は下げ止まり狭いレンジで推移。


***** 発言・その他 *****

CNY 米国銅スクラップ商者は中国の取引相手のデフォルトで多大な損失を被る(3月11日)。
EUR プラートECB専務理事=必要と判断すれば行動するが、まだその時期ではない。政策手段には非伝統的な措置が含まれ、活用する準備がある。理事会で経済の緩みについて言及することで、ECBはフォワードガイダンスを強化した。
EUR クーレECB専務理事=ECBはユーロ圏にはディスインフレ懸念はないが、兆候があれば行動する。流動性の供給は可能だが、現時点では必要ない。ユーロ圏の金融不安は後退。
EUR ショイブレ独財務相=金利は中期的に低すぎる。
EUR リンデ・スペイン中央銀行総裁=金融政策の維持を表明しているが、状況によるが、新たな措置を導入する可能性がり、EURUSDが上昇を続ければ、追加措置の導入につながる可能性がある。長期流動性供給オペ(LTRO)の期限が2015年に迎え、ECBは数カ月以内に新たな措置が必要になる可能性。
GBP ビーンBOE副総裁=利上げは今後の経済動向次第だが、利上げは急ぐ必要はない。利上げの時期が来れば段階的に実施。
JPY シラー・エール大学教授=アベノミクスには感銘を受けているが、成功がいつまでも続く保証はない。映画が大ヒットするか100%の確信を持てないのと同じ。中銀の力には限界がある。バブルを日銀が崩壊させたのではなく、自滅しただけ。
OTH メルケル独首相=ウクライナ問題で数日中に外交的な解決姿勢を示さなければ、ロシアにより厳しい制裁を発動する。
OTH ジョージ・ソロス氏=欧州は改革がなければ不景気の25年に直面する。
OTH G7声明=ロシアにクリミア併合の自制を求め、ロシア軍が撤退し対話がなければ制裁を強化と警告。ロシアにクリミア共和国の住民投票の支持を止めるように求める。
USD ルー米財務長官=ウクライナ支援の用意があり、ロシアに危機解決で行動を求める。ウクライナへの国際支援パッケージは150億ドル以上必要でIMFの対応が必要。
USD フィッシャー次期FRB副議長候補(議会指名公聴会の証言原稿)=米失業率は高水準で大規模な緩和策の継続が必要。FRBは物価安定と雇用拡大に加え、金融安定が必要。
USD パウエルFRB理事=金融緩和の解除には慎重で均衡のとれた対応が必要。金融政策に求められることは、必要な限り継続的に下支えすることであり、将来的にインフレや金融の不安定を招くことなく正常な状態に戻すこと。
USD PIMCOは今年の米成長率を引き上げへ=2014年米成長率は2.25~2.75%→2.5~3.0%へ引き上げた。
USD オバマ米大統領=ロシアがクリミアを編入することの住民投票を承認せず。ロシアのウクライナ侵略は国際法に違反。
USD ブレイナード次期FRB理事=FRBは貯蓄者や退職者の保護が必要。
NZD NZ中銀=政策金利を0.25%引き上げ2.75%に決定、予想通り。声明では、現行の為替水準は長期持続は不可能→ 直後一時下落。2014年インフレ見通しを1.5%→1.9%に上方修正。NZドル高は輸出に逆風。物価抑制を目的とした利上げが必要。
NZD ウィーラーNZ中銀総裁=今後数カ月以内に追加利上げの可能性。2014年度に利上げ幅は最大で1.25%→ NZDは続伸へ。


***** 主な経済指標・その他の結果 *****

8:30 AUD 3月 ウエストパック消費者信頼感指数=99.5(予想 前回100.2)→ 予想外に弱くAUDUSDは前日の安値を割り込む
9:30 AUD 1月住宅ローン=前月比予0.0%(予想想-0.5% 前回-3.3%)

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