3月12日(水曜) 欧州市場の動き
****** 欧州市場のポイント ******
欧州市場に入っても株価の下落は止まらず、ウクライナ情勢の緊迫化は止まず。豪ドルとカナダドルは、商品価格の下落と、リスクオフの流れに続落傾向が続き、ユーロは、EURGBP、EURAUD、EURCADなどのユーロクロスの買いが続く。
ビーンBOE副総裁は「利上げは急ぐ必要はない」との発言にGBP売りが強まり、プラートECB専務理事の「必要と判断すれば行動するが、まだその時期ではない」、ショイブレ独財務相の「金利は相当低いとの認識」との発言に、ECBによる早期の追加金融緩和の思惑が弱まり、EUR買いが強まる。
****** 欧州市場の発言・その他 ******
◎プラートECB専務理事=必要と判断すれば行動するが、まだその時期ではない。政策手段には非伝統的な措置が含まれ、活用する準備がある。理事会で経済の緩みについて言及することで、ECBはフォワードガイダンスを強化した。
◎クーレECB専務理事=ECBはユーロ圏にはディスインフレ懸念はないが、兆候があれば行動する。流動性の供給は可能だが、現時点では必要ない。ユーロ圏の金融不安は後退。
◎ショイブレ独財務相=金利は相当低いとの認識。
◎ビーンBOE副総裁=利上げは今後の経済動向次第だが、利上げは急ぐ必要はない。利上げの時期が来れば段階的に実施。
O◎ジョージ・ソロス氏=欧州は改革がなければ不景気の25年に直面する。
◎G7声明=ロシアにウクライナ関与の自制を求める。ロシアにクリミア共和国の住民投票の支持を止めるように求める。
****** 欧州市場のイベントと経済指標の結果 *****
特になし。
****** 今後のイベントと経済指標の注目点 *****
3:00 USD ルー米財務長官の議会証言
5:00(13日未明)NZD NZ中銀 金融政策発表=政策金利2.5%を0.25%引き上げ2.75%を予想
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