2014年3月8日土曜日

来週の経済指標と発言から(3月10日~14日)

来週の経済指標と発言から(3月10日~14日)


3月9日から北米市場は夏時間へ移行、NY市場の終了時間は日本時間の午前6時(冬時間は午前7時)と一時間早まる。

今週は重要な経済指標と発言は極端に少なく、ウクライナ情勢の行方が相場の変動要因の重要な地位を占めているが、ロシアのソチでパラリンピックが開催されている期間中に、武力行使などロシア・米国共に強硬手段に出るとは思えないが?


円相場に注目!

週明け10日(月曜)と11日(火曜)には、ようやく上抜けしたUSDJPYを含めクロスでの円相場にとって、重要な発表が多く、その結果によってではあるが、さらなる円売り圧力が強まる可能性を秘めている。
3月10日(月曜)08:50 日本の経常収支の赤字額の予想-1兆4,118億円、前回-6,386億円と急拡大。また、貿易収支の赤字額も予想-2兆5,896億円 前回-1兆2,126億円と、共に前回12月の倍近くに膨らんでいる。

3月11日(火曜)昼頃発表の日銀金融政策決定会合では、2%の物価安定の目標、量的・質的金融緩和の継続を予想しているが、先週のWSJ紙で、「日銀金融政策決定会合では、輸出の伸び悩みが中心議題になる可能性があり、輸出見通しを下方修正する可能性もある」と報じられており、いずれにしても円売りの材料に使われやすい。





















NZ中銀は利上げを決定するのか?

それ以外では、3月13日(木曜)午前5時のNZ中銀の金融政策で、今回の世界的に長い金融緩和の時代の中で、主要国で初めて利上げを実施するのか? 非常に注目される。市場予想では政策金利0.25%引き上げ2.75%の予想が多い。

ポジションは当然NZDロングが多いと予想されるが、予想外の結果や、声明内容によってはNZDは上下に変動する可能性が非常に高くなっている。


新たなFOMCメンバーに注目!

また、特に注意する必要はないと思われるが、3月13日(木曜)には、米上院銀行委員会で、FOMCメンバーの承認公聴会(パウエル現理事、フィッシャー 前イスラエル銀行総裁、ブレイナード元財務次官)が開催される。どのような発言をするのであろうか?




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