米国がサマータイムに突入した、週明けのアジア市場は、週末発表された弱い中国の経済指標と、マレーシア航空機の行方不明でテロの可能性が捨てきれず、リスク資産売り・安全資産買のセオリー通り、円買いの流れからスタートした。
予想通りというのか、早朝発表された日本の経常赤字は-1兆5890億円(予想-1兆4,118億円、前回-6,386億円)と過去最高を記録し、GDPも前期比年率0.7%(予想1.0% 速報値1.0%)と設備投資が弱く、速報値から下方修正へされ、円売りの流れへと変化し、USDJPYは一時103円を試す水準まで下落。
しかし、悪い筋書きはある程度織り込み済みなのか、先週末終値103.25円超えの水準の上値は重く、小康状態を保っている。
これで、予想される範囲のイベントと経済指標は出尽くしとなり、日本株を含め中国や新興国株や、新たな材料と欧米市場の動き待ち。
現状では上値は重く、マレーシア航空機ネタに先週末に積み上がった円ショートポジションを吐き出させる動きも考えなければいけないが、円安から方向転換するには材料不足で、円売りの流れは変わらず。
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