主要7カ国の通貨(円、ユーロ、ポンド、スイスフラン、カナダドル、豪ドル、NZドル)のネット合計では、ショートポジションが152,182枚と、前週から20,996枚ショートは減少し、昨年11月の140,922枚に迫まり、市場のドル高センチメントが弱まっていることが推測できる。
通貨別でみると、円のショートポジションは2012年10月23日から長期間継続している。そのショートポジションは79,784枚と1月28日以降はこの水準で安定し、当時の週の終値は102.02円で現状とほぼ変わらず、USDJPYが下げ止まっていることを裏付けている。
ユーロは、2月4日の週に大幅にショート・ポジションが拡大したが、この2週間は微増し、ネットポジションもロングへと変化し、市場の根強いEUR先安センチメントにもかかわらず、ポジションからはニュートラルに近いと判断できる。
ショートポジションの常連としては、円は別格としても、カナダドルと豪ドルのショート・ポジションは日常化し、カナダは昨年2月26日以来、豪ドルは昨年5月14日以来、その流れに変化は見られない。
一方、ロングポジションが続いているのは、ポンドとNZドルで、ポンドは昨年11月26日以来、NZドルは昨年9月17日以来、ロングポジションを維持し、先行き金融緩和の解除期待の強い通貨の強みを生かしている。
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