2014年2月22日土曜日

2月22日(土曜)昨日 海外市場の動き(22日午前6時現在)

2月22日(土曜)昨日 海外市場の動き(22日午前6時現在)

***** 昨日の注目点 *****

日本の株高にクロスを含め円売りの流れが続き、欧州では予想外に悪化した英小売売上高に、ポンドが一時急落したものの、逆に底堅さが確認され堅調に推移。

ウクライナ情勢では、政府代表者とヤヌコビッチ大統領が平和合意文書に署名し、事態の修復期待に、ユーロとポンドの買いが強まる。

シドニーG20(21~23日)では、金融正常化を強める先進国と、継続を求める新興国との意見相違の溝が埋まらず、豪ドルとNZDドルは弱い。

カナダの小売売上高は弱く、逆に同時間に発表された、消費者物価指数が強く、USDCADは上下変動しながら、最高値から逆に下落(カナダドル買い)へと変化。

米国の中古住宅販売が予想外に悪く、EURUSD1.3750台とGBPUSD1.6720台に上昇、ドル売りのピークを迎え、ロンドンフィキシング過ぎからは逆に、ドル買い戻しが強まりる。逆に、ドル円は102.80円台を2度トライし失敗。

GBPUSDは1.6610台の安値圏へ逆戻りし、EURUSDは上昇スタート時の1.3720を維持し底堅く推移、USDJPYは102.50円近くまで値を下げ、AUDUSDとNZDUSDは安値圏で推移。


***** 昨日の主な発言・出来事 *****

◎ブラード・セントルイス連銀総裁=米経済は堅調に推移し、FRBは緩和縮小を継続。
◎フィッシャー・ダラス連銀総裁=FRBは十分過ぎる緩和的な状況を提供ており、緩和縮小を続ける。
◎ウクライナ情勢=政府代表者とヤヌコビッチ大統領が平和合意文書に署名。大統領の権限を制限する憲法を改正し、2004年の状態に回帰させる法案が議会で可決。
◎ショイブレ独財務相=新興国は経済の構造改革路線を続けるべき。
◎ルー米財務長官=新興国に構造改革を要請。新興国が先進国へ金融政策を批判していることに反論し、新興国の経済問題の多くは国内に原因がある。日本・中国・欧州に内需の拡大を要請。
◎黒田日銀総裁=異次元の金融緩和からの出口戦略は、時期尚早。
◎麻生財務相=日本の財政は非常事態で極めて厳しいい状況にある。世界経済は穏やかに回復し、輸出は次第に持ち直すことを期待。
◎ECD・2014年版「成長に向けて」=「世界経済は、低成長と高失業率のリスクに直面する恐れ、G20の財務相は生産性の伸びを高める方法を見つける必要がある」。世界金融危機の後遺症で改革の勢いが弱まった。危機後の労働生産性の低下は、新たな低成長の始まりを示唆。先進国の懸念は新興国へと波及し、多くの国で高失業率、労働参加率の低下が深刻化している。解決策は、規制緩和による競争力促進、貿易・投資の門戸開放、税制改革。
◎UBSは今年の金相場の見通しを引き上げる=1カ月予想1180ドル→1280ドル、3カ月予想1100ドル→1350ドル、平均値1200→1300ドル、2015年1200ドルと据え置く。投資家の投資姿勢の変化、資産の逃避先としての需要拡大、アジアの消費増加が理由。
◎S&P=ウクライナは大きな変化がなければデフォルトのリスクもある。ウクライナの格付けを「CCC+」→「CCC」に引き下げた。


***** 経済指標の結果 *****

◎8:50 JPY 日銀金融政策決定会合議事要旨(1月22日分)
◎18:30 GBP 1月 小売売上高=前月比-1.5%(予想-1.0% 前回2.5←2.6%)、前年比4.3%(予想5.4% 前回5.3%)→ 予想外にマイナス幅が拡大し一時ポンド売りが強まる
◎22:30 CAD 12月 小売売上高=前月比-1.8%(予想-0.5% 前回0.5←0.6%)、除く自動車前月比-1.4%(予想-0.1% 前回0.3←0.4%)→ 予想外にマイナス幅が拡大し、一時カナダドル売りが強まる
◎22:30 CAD 1月 消費者物価指数=前月比0.3%(予想0.1% 前回-0.2%)、前年比1.5%(予想1.3% 前回1.3%)、コア前月比0.2%(予想0.1% 前回-0.4%)、前年比1.4%(予想1.3% 前回1.3%)→ 予想外に上昇し、カナダドル売りの材料となる
◎0:00 USD 1月 全米リアルター協会中古住宅販売=前月比-5.1%(予想-2.5% 前回0.8←1%)、462万件(予想475万件 前回487万件)→ 予想外に減少幅が拡大し、2012年7月以来の低水準

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