通貨のショートはこれで15週間連続となったが、7通貨のネットショートポジションは173,178コントラクトと安定した水準を維持している。
2013年の5月~6月にかけてはFRBの量的緩和縮小期待が膨らみ、新興国通貨不安が高まった時期のショート30万コントラクトの時期を除き、ショートポジションは20万コントラクト台を上回ることはなく、極端な増減は見られない。
円は、3週連続でショート・ポジションは10万コントラクトを割り込みながらも、USDJPYの水準が101円~102円近くで推移していることもあり、7週間ぶりに小幅拡大したが、ショートポジションへの変化も限定的で、円高への不安感を表している。
ユーロは、2週連続でショート・ポジションとなったが、今年に入り週終値ベースではEURUSDは1.3696と最も高い水準で推移していたこともあり、-6,929コントラクトとほぼニュートラルな水準となっている。
ポンドとNZドルは、定番となるロングポジションは変わらず、根強い支持が続いている。市場の先高センチメントが強い割には、ネットロング・ポジションの積み上がりも少なく、潜在的な上昇余力を秘めている。
逆に、豪ドルとカナダドルは、直近の上昇にもかかわらず、定番となるショートポジションが続き、円のショートポジションが減少傾向にある中で、より弱気なセンチメンをリードしている。
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