今週のドル円相場を予想する
●ドル円のポイント
ドル円は、今週月曜日の日本の経常収支・貿易収支以外、特に日本発の材料は見たらないが、海外発では重要イベントを控えている。イエレンFRB議長の議会証言やBOE四半期レポート、カーニーBOE総裁講演、ユーロ圏GDPなどで、結果として外圧にる円クロスが動きが、結果的にドル円相場へと波及することになりそうだ。
100.70~80円でボトム感が強まり、米ダウ工業平均株価が2月3~5日の15,300円台で下げ止まり反発し、日経平均株価も14000円近辺を底値に、なんとか下げ止まった。
円クロスでも、AUDJPYやNZDJPYの買いを筆頭に円売りへと変化し、1週間を通じてもAUDJPY2.4円(2.68%)上昇、NZDJPY2.42円(2.95%)と、1週間の上昇幅は昨年9月以来となったことで、どこまで円高が進むのかわからない恐怖感も薄らいでいる。
今週月曜日の日本の経常収支・貿易収支以外、特に日本発の材料は見たらないが、海外発では重要イベントを控えている。イエレンFRB議長の議会証言やBOE四半期レポート、カーニーBOE総裁講演、ユーロ圏GDPなどで、結果として外圧にる円クロスが動きが、結果的にドル円相場へと波及することになりそうだ。
もちろん、円高へのリスク要因もある。不安定な新興国市場や、2月下旬といわれている米連邦債務上限引き上げ問題で、上下院で合意できないことだが、昨年10月のつては踏まないと思われる。これらのリスクを考えれば、ストレートのドル円より、ユーロやポンドに対して、円売り圧力が強まる可能性が高い。
●ドル円チャートでは、
①1時間チャートは、上昇トレンドへと変化し、米雇用統計直後の下髭の長い安値101.50円近辺でボトム再確認。102.00円~102.60円のレンジに入り、102.70円を超えると103円を目指す動きへ。
②Dailyチャートは、100.10円を大底に101.50円で目先のボトムアウトを達成、スロー・ストキャスティクスも買いへと変化したが、モメンタムは売りを継続とミックス。下降トレンドラインの上限は超えておらず完全に円売りへとの変化を確認できず、103.50円を終値ベースで上回ることが必要。レンジ予想は101.70~103.30円で、今日に限らず暫くはこのレンジを予想。
③Weeklyチャートは、スロー・ストキャスティクスとモメンタムは売り変化を継続しているが、100.00~20円がボトムで引き続き上昇トレンドを示し、この水準をブレークするまで円安は変わらず。
④Monthlyチャートは、スロー・ストキャスティクスはハイバンドで売りに変化したが、トレンドモメンタムは買いを継続。105.20~30円近辺が長いダウントレンドの上限と、200ヵ月単純移動平均線と2本の重要なポイントにあり、今までもこの水準で上げ止まっている。大幅な円売り再買いには、この水準をブレークする必要があり、それまでは、ワイドながら100円~105.50円のレンジ。
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