2014年2月8日土曜日

今週の経済指標から(2月10日~14日)


今週の経済指標から(2月10日~14日)

今週は経済指標もさることならが、今週予定されているイエレン新FRB議長の二つの証言で、今後の金融政策の運営方針を説明すると思われ特に注目したい。①11日(火曜)下院金融サービス委員会の公聴会、②13日(木曜)上院銀行委員会で証言。

先週のBOE金融政策委員会も終わり、12日(水曜)のBOE四半期インフレレポートと、カーニーBOE総裁の講演で今後の方向性を示す可能性があり重要。当然ポンドの大きな変動要因で、3月6日の次回BOEのMPCへの影響強まる。

経済指標では、今週は特に中国初の重要な経済指標の発表が多い。12日(水曜)貿易収支は貿易黒字の減少と、輸出・輸入の減少が予想され、14日(金曜)には、中国消費者物価指数・生産者物価指数の発表があり、12月より弱い数字が予想されており、結果次第ではAUD相場への影響が強くなる。

日本発の材料では、10日(月曜)の経常収支と貿易収支は注目で、前回発表された11月の経常赤字は過去最高となったが、今回予想では赤字額がさらに拡大し、2013年1年間の数字も気になる。

豪州発の材料では、13日(木曜)の雇用統計で、失業率は上昇予想ながら、新規雇用者数は前回予想外のマイナスからプラスへの転換が予想されている。先週の豪中銀の声明で金利と為替に関するスタンスが変化し、四半期金融政策報告で、GDPとインフレ予想を引き上げ、中立的な政策スタンスへの変更を確認し、さらなるAUDのジャンプアップが計れるか、注目したい。

ユーロ圏発では、14日(金曜)の仏・独を含むユーロ圏第4四半期GDP・速報値が重要で、第4四半期に成長が強まることが予想されており、どこまで成長率を伸ばすことができるか、注目したい。

大御所、米国発の材料では、特に重要な発表も見当たらない。その中では、13日(木曜)の小売売上高・新規失業保険申請件数、14日(金曜)のミシガン大学消費者信頼感指数・速報値が重要となっている。


0 件のコメント:

コメントを投稿