2014年2月5日水曜日

欧州・米国市場、今後の見通し

*** 欧州・米国市場、今後の見通し ***


今後の注目材料。今日の米国市場での、米ADP民間雇用統計、米ISM非製造業景気指数。特に、ADP民間雇用統計は必ずしも連動しないが、7日の米雇用統計を占う材料となり、相場へのインパクトは大きい。


USDJPYは、珍しく株高=円安の方程式が崩れ、テクニカルにも予想外に円買いの流れが強かったことが実感される。方程式と短期的な上昇を狙う円売りにも、USDJPYの上値は101.50円台超の上値は重く、値を崩したわけではないが、今のところ円売りは失敗。これからは、欧米の株価を意識し、それに連動した相場に戻る可能性が高く、暫くは、100.70~101.80円をコアに、中期的には100.30円をボトムに、102.20をトップにしたレンジ内から、円売り再開を期待。

EURUSDは、明日のECB理事会では、不胎化を止める可能性が意識されているが、その可能性は低く、EUR売り材料に使われているが過剰に意識する必要はないと判断している。ただ、テクニカルに上値はきり下がり、多くのシステムは売りサインが点灯しっぱなし。そのような状態でも欧州実需筋の買いが下落スピードを弱めているが戻りも限定的。方向性だけを考えれば1.33台までの下落は許容範囲内。

AUDUSDは、さんざん悩まされた、豪中銀の豪ドル安誘導発言と、豪中銀の利下げ観測を示す文言が削除された影響は直ぐに収まりそうにない。新興国通貨の下落が続けば話は別だが、0.88をボトムに、0.900台を試す動きは続きそうである。

GBPUSDは、EURGBPの買い戻しの影響なのか? GBPAUDの売りの影響なのか? いずれにしても盤石と思っていたポンドロングの空き戻しが続いている。1.63台を維持すると考えていたが、あっさり割り込み、1.6260台まで続落。たまらず、GBPロング攻めも撃沈。

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