*** 昨日のポイント ***
明日の米雇用統計を控え、積極的に動けず。ほぼ前日のレンジを世襲。
USDJPYは、日本株も上昇にもドル円の上値は重く逆に円買いの流れが強く、株高=円安の連動性が薄らぐ。テクニカルの円買い+ポジション調整の円買い続くが3日・4日の安値圏の100.80円近くで下げ止まる。最安値トライ失敗、弱い米ADP雇用統計の景気に円売りがスタート、米ISM非製造業PMI直後には101.60円台まで値を戻すが、前日のレンジを抜け出せず。
NZDUSDは、予想を上回る強いNZの雇用統計に、NZDUSDは一時0.8250台まで上昇するが、前日の上昇の反動と、AUDUSDの下落に伸び悩む。しかし、利上げ環境が整いつつあり、投機筋の買い意欲は続く、0.8190~0.8230のレンジへ。
AUDUSDは、昨日の急伸の反動に0.8880割れまで値を下げる。豪中銀の利下げ観測と豪ドル安誘導発言の修正を迎えたことで、AUD続落ムードは消え、急騰の可能性は低いが緩やかな上昇ムードに、0.8930台まで上昇するも、主役になりきれず、0.8900~20の狭いレンジへ。
GBPUSDは、弱いBRC店頭価格指数と、弱いサービス業PMIに、1.6300の大台を割り込む。ポンドクロスの売りが続き、BOE金融政策委員会に向けた投機的なポンド買いの調整局面入りに1.6250台へ下落。しかし、1.6250台の買い需要は強く、弱い米ADP雇用統計を契機に買いへ変化し、一時1.6330台を回復するが、結局は前日の1.6250~1.6340のレンジを抜け出せず。
EURUSDは、動けず。ユーロ圏の総合・サービス業PMIが速報値から下方修正されたが、前月を上回り売り買いが交錯し、明日のECB理事会を前に、旺盛な欧州実需筋のEUR買いとポジション巻き戻しと思われる売りにロックされ、欧州株は堅調ながら方向性定まらず。
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USDCADは、カナダドルの買い継続の流れは住宅建設許可が悪く方向転換し、1.1040割れから1.1120台まで上昇するも、ドル安の流れに上値も重い。
*** 発言・その他 ***
S&P=プエルトリコの格付けを、「BBB-」→「BB+」へとジャンク急に引き下げた。米国の地方債券市場で資金調達が困難になり、今後資金不足に陥る可能性がある。
ムーディーズ=メキシコのソブリン格付けを、「BAA1」→「A3」に引き上げ、見通しあ安定的。
欧州連合(EU)・複数の報道=ギリシャ支援の期限を50に延長し、一部支援の金利引き下げの可能性がある。
ECB理事会でリファイナンス金利の引き下げ予想も見られる。
ロックハート・アトランタ連銀総裁=①緩和縮小ペースを継続し、第4四半期に終了する可能性はあるが、利上げは慎重に対処。②最近の株価の下落は調整の可能性。③新興国市場の混乱が米国に影響する可能性は少ない。④フォワードガイダンスの6.5%の失業率基準は修正の可能性。⑤労働市場の状況を判断するに、失業率は問題。⑥2014年の米経済成長は加速する可能性がある。
プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁=①今年の米成長率は3%と予想、失業率は6.2%まで低下し、債券購入の縮小ペースを速めることが適切。②2014年度の米経済成長は3%を予想。
PIMCOのグロース氏=米財政赤字の減少と緩和縮小で、信用の伸びが鈍化し、安全な債券の需要が高まる一方、リスク資産や経済成長が損なう可能性がある。
*** 経済指標の結果 ***
◎6:45 NZD 第4四半期 雇用統計: 失業率=6.0%(予想6.0% 前回6.2%)、就業者数増減=1.1%(予想0.6% 前回1.2%)→ 予想を上回り一時NZND買いが強まる。
◎9:01 GBP 1月 BRC店頭価格指数=前年比-1.0%(予想 前回-0.8%)→ 前回よりマイナス幅が拡大し、2006年の調査開始以来、最大の下落幅。
◎17:48 FRN 1月 総合PMI・確報値=48.9(予想 速報値48.5 12月47.3)、サービス業PMI・確報値=48.9(予想48.6 速報値48.6 12月47.8 )→ 前回を上回り速報値から上方修正される。
◎17:53 GER 1月 総合PMI・確報値=55.5(予想 速報値55.9 12月55.0)、サービス業PMI・確報値=53.1(予想53.6 速報値53.6 12月53.5)→ 前回を上回るが、速報値から下方修正される。
◎17:58 EUR 1月 総合PMI・確報値=52.9(予想53.2 速報値53.2 12月52.1)、サービス業PMI・確報値=51.6(予想51.9 速報値51.9 12月51.0)→ 前回を上回るが、速報値から下方修正される。
◎18:28 GBP 1月 サービス業PMI=58.3(予想59.0 12月58.8)→ 予想を下回りGBP売りが強まる。
◎19:00 EUR 12月 小売売上高=前月比-1.6%(予想-0.5% 前回0.9%←1.4%)、前年比-1.0%(予想1.5% 前回1.3←1.6%)→ 前月が下方修正され、予想外にマイナス幅が拡大し、EUR売りの材料となる。
◎22:15 USD 1月 ADP民間雇用統計=前月比17.5万人(予想18万人 前回22.7←23.8万人)→ 前回が小幅下方修正され、予想をも下回る→ 直後はドル売りが見られたが大きな変動はない
◎22:30 CAD 12月 住宅建設許可=前月比-4.1%(予想2.5% 前回-6.6←-6.7%)→ 予想外に悪化しカナダドル売りが強まる
◎0:00 USD 1月 ISM非製造業景況指数=54.0(予想53.9 前回53.0)、景気=56.3(前回54.3)、新規受注=50.9(前回50.4)、支払価格=57.1(前回54.7)、雇用=56.4(前回55.6)、入荷遅延=52.6(前回51.5)→ 景気、支払価格、雇用が伸び、前回を予想を上回り3カ月ぶりに上昇。
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