2014年2月25日火曜日

2月25日(火曜)昨日、海外市場の動き

2月25日(火曜)昨日、海外市場の動き


バフェット氏は株式投資で曰く、「素人は値上がり銘柄を選ぼうとすべきではなく、S&P500種などのファンドを買うのが良いかもしれない』、「何も知らなくても投資先を分散し、コストを最小限に押さえれば、確実に満足する結果となる」。そのS&Pは、終値ベースで最高値を更新中。


***** 昨日のポイント *****


G20でリスクオンの動きが強まる。FRBの量的緩和縮小への非難もなく、2%の成長押し上げ目標値が設定された。米株は強く、商品価格は上昇、CAD+NZD+AUDは堅調に推移。

米経済指標は弱い内容が続くが、米S&Pは終値ベースで最高値を更新。シカゴ全米活動指数、サービス業PMI、ダラス連銀製造業活動指数と弱い結果にも、米株は強く強くFRBの緩和縮小の影響も見られず、27日のイエレンFRB議長の議会証言待ちの雰囲気が強まる。

EURUSDは、大枠1.3710~70のレンジに収束。独IFOは予想外に強く、消費者物価・前年比は0.7%→0.8%へ若干上方修正されも、デフレ懸念は消えずEUR買いは続かず。

USDJPYは、大枠102.15~70のレンジに収束。弱い中国・日本株、強い欧米株でもレンジを抜け出せず。ただし、資源国通貨(AUDJPY、NZDJPY、CADJPY)では円安が進む。

AUDUSDは、リスク資産買いに0.90台復活。金価格は1338ドルまで上昇、0.8940近く→0.9040台へ上昇。AUDJPY、EURAUDなど、クロスでもAUD買いが目立つ。






***** 今日のポイント *****

2月27日のイエレンFRB議長の議会証言待ちの雰囲気が強まる。

3月6日あまりにも重要。ドラギ総裁は経済予測の結果がECBの分析に著しいい変化をもたらすと言っている。今後の政策を判断すると言う。それまで、EUR相場は方向性を示すことは難しくなる。

16:00  独第4四半期GDP・改定値、

19:00  欧州委員会の冬季経済見通し

23:00  米住宅価格指数

0:00  米CB消費者信頼感指数=

5:00   ラガルドIMF専務理事の講演


***** 発言その他 *****

◎米系シンクタンク=カナダ中銀はデフレスパイラルに陥懸念を心配せず。

◎グリーンスパン元FRB議長=経済低迷の一部は悪天候によるもの。第4四半期は下方修正が見込まれる。現在の株価はバブルだとは考えていない。

◎ヤヌコビッチ大統領に大量虐殺の容疑で逮捕状。

◎レンツィ・イタリア新首相=上院公聴会が始まり、その後は信任投票へ。

◎英産業連盟(CBI)調査=2013年12月~2014年2月の英サービス業の楽観度指数は、1998年の統計開始以来の最高となる。

◎ボーゼン・ピーターソン国際経済研究所所長・元BOE政策委員=アベノミクスの動機は日本を豊かにするためではなく安全保障で、日本が中国に支配されずアジアの新しい秩序構築でより強力な役割を担うことだ。

◎ボーゼン・ピーターソン国際経済研究所所長・元BOE政策委員=経常収支の赤字傾向の要因はアベノミクスによる円安傾向でなく、原発稼働停止による化石燃料輸入増加が主因。日本は貯蓄や外貨準備が多く25年ぐらいは余裕があり危機ではない。米国や欧州が過去数年で経験下のは、インフレ期待は賃金や物価に対してなかなか働かないこと。

◎ビスコ・イタリア中銀総裁=必要ならマイナスの預金金利を検討する用意がある。

◎21日公表の内部資料=2008年1月9日(リーマン破綻直後)、10月7日(極秘電話会議)で、イエレンFRB議長はより積極的な利下げを求めていた。

◎ムーディーズ=スペイン格付けを「Baa2」に1段階引き上げ、見通しはポジティブ。
⇒ ユーロ買い材料だが反応なし。

◎イングリッシュNZ財務相=NZの対外債務比率が高いことを理由に、格付け会社は不安定と警告しているが、NZドルは堅調で、NZドルの強さは不可解。

◎イングリッシュNZ財務相=NZドル高は輸出セクターでは逆風だが、競争力を高める効果もある。NZの輸出は、米景気回復などで再評価の恩恵を享受できる状況にある。

◎上海証券報=複数の銀行は不動産業界への貸出を抑制と報道。
⇒ 一時中国株の売りが強まるが、前日同水準に値を戻す。

◎カーニーBOE総裁=BOEは急いで利上げする状況になく、将来の利上げは穏やかで段階てきなものになる。
⇒ 過去の発言と全く変わりないが、ポジションがロングに偏るとポンド売りの材料に使われやすい。


***** 経済指標の結果 *****

10:30 CHN 1月 新築住宅価格指数=前年同月比9.6%(予想 前回9.9%)→ 1年2カ月ぶりに伸び率は鈍化へ
18:00 GER 2月 IFO業況指数=111.3(予想110.6 前回110.6)、現況指数=114.4(予想112.9 前回112.4)、期待指数=108.3(予想108.2 前回108.9)→ 業況指数は予想と前回を上回り、4カ月連続で上昇し、2年半ぶりの高水準
19:00 EUR 1月 消費者物価指数・確報値=前月比-1.1%(予想-1.1% 速報値0.3%)、前年比0.8%(予想0.7% 速報値0.7%)、コア前年比0.8%(予想0.8% 速報値0.8%)→ 前月比は予想通りながら過去最大の下落率となり、前年比は速報値から小幅に上方修正されたが、ECBのインフレ目標値2.0%を昨年2月以降連続して下回る。
22:30 USD 1月 シカゴ連銀全米活動指数=-0.39(予想-0.20 前回-0.03←0.16)→ 予想外にマイナス幅が拡大
23:00 USD 2月 マークイット・サービス業PMI・速報値=52.7 (予想 前回56.7)→ 前回を下回り伸び率は鈍化するが、新規ビジネスは拡大へ
0:30 USD 2月 ダラス連銀製造業活動指数=0.3(予想3.0 前回3.8)→ 前回より伸び率は、予想と旋回より大幅に鈍化へ


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