*** 昨日のポイント ***
米国の北東部は大雪、ワシントンの政府機関も一部閉鎖。日本も先週に続き再び雪に見舞われる可能性が高まっている。
今日のヒーローはポンド、そして、カナダドル。円はドル円で下落するも、クロスではあまり変わらず。
ポンドは、12日のBOEインフレレポートで早期利上げの可能性が高まり、デールBOEチーフエコノミストも早期利上げを期待している市場の動きを肯定。
カナダドルは、原油は100ドル台を維持、金価格は1300ドル台を維持、CRB指数は290台を維持。カナダドルショートポジションの巻き戻しが続く。
経済指標から
豪州のけ雇用統計は弱い=失業率=6.0%(予想5.9% 前回5.8%)、新規雇用者数=-3700人(予想1.5万人 前回-2.3←-2.26万)→ 一時豪ドル売りが強まる。
米小売売上高は弱い=前月比-0.4%(予想0.0% 前回-0.1←0.2%)、除く自動車=前月比0.0%(予想0.2% 前回0.3←0.7%)→ 前月が下方修正され、2カ月連続となる予想外に減少に、一時ドル売りが強まるが、寒波の影響ももありドル売りも限定的。ただし、これが主因なのかは不透明。
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USDJPYは、102.00円を割り込みストップの売りに一時101.70円近くまで続落、米株もプラス圏を維持し102.30円まで値を戻すが、下落スタート地点の102.50円台まで届かず。
EURJPYは、138.90円割れをボトムに、139.90円台まで続伸。
GBPJPYは、169.40円割れを底値に、下落スタート地点の170.30円台まで値を戻す。
CADJPYは、92.30円割れを底値に、下落スタート地点の93.20円台まで値を戻す。
AUDJPYは、91.20円割れを底値に、92.00円まで一時復活するが、下落スタート地点の92.40円台まで届かず。
GBPUSDは、早期利上げ観測を材料に、1.6600台を維持しながら一時1.6670台と、1月23日の高値を超え、2011年5月2日以来の水準へ上昇。
EURUSDは、1.3590割れをボトムに、レッタイタリア首相の辞任やギリシャ失業率拡大にも、一時1.3690台を回復。クロスのEUR売りの一服。
USDCADは、原油・金価格も強く、1.1020台をトップに一時1.0960を割り込む。
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AUDUSDは、雇用統計の悪化を受け一時下落、しかし、200時間移動平均線近くの0.8930をボトムに下げ止まり、0.8990台まで値を戻す。
AUDJPYは、91.20円割れを底値に、92.00円まで一時復活するが、下落スタート地点の92.40円台まで届かず。
*** 発言・その他 ***
レッタ・イタリア首相辞任=経済改革の遅れに批判が集中、党の支持を失い辞任を表明。
ダイセルブルーム・ユーログループ議長=ヌイ・新設のユーロ圏銀行監督トップと同じで、ECBの資産質審査(AGR)で、結果が悪い銀行は閉鎖せざるを得ない。
中国銀行業監督管理委員会=昨年12月末時点の銀行の不良債務比率1.0%(9月時点0.97%)に上昇し、2011年末以来となる2年ぶりの高水準。不良債権総額5921億元で285億元増が、自己資本比率12.19%(前回12.18%)。
クーレECB専務理事=中期物価安定で下振れリスクがあれば、行動を取る用意があり、非常に明確。
デールBOEチーフエコノミスト=市場は来年まで金利は維持され、2016年末までに2.0%近くへ上昇すると予想しているが、現状では妥当だが景気回復の度合いにより約束はできない。利上げペースは穏やかで、その前に3750億ポンドの資産買入の売却から始まり、国債値下がりの引き金になる。
ECB月報=フォワードガイダンスを強調し、金利を現行水準かより低い水準に長期間とどまる見通しを維持。3月以降、エネルギー価格がインフレの押し上げ要因となる。
新興国ファンドの損失拡大=45日ルールで3月末クローズのためにはこの時期に解約の申し出をしなければならず、株買い+円売りの巻き戻しが拡大している。
豪雇用統は悪化=AUDは下落し、利下げ観測が広まる。失業率6.0%(予想5.9% 前回5.8%)、新規雇用者数-3700人(予想1.5万人、前回-2.26万人)
黒田日銀総裁=2%の物価目標を実現し、安定維持するまで緩和を継続。
デールBOE理事=金利見通しを占う水晶玉は持ち合わせていない、が、低金利は続くだろう。金融政策の目標は極く明確で、景気の回復を維持し、余剰資源の一部を活用し、失業率を下げ、インフレ率を目標近くで維持すること。我々は経済活動を正確に予測できないことが、過去数年間の経験で明らかになった。悪天候と洪水の影響で第1四半期の成長率が弱くなる可能性がり、健全だった住宅市場が一機に加熱する可能性もある。
米政府当局者=予算教書を2回に分けて発表、一部は翌週に延期。大統領の提案は全て3月4日に発表される。
安倍首相=公的債務がGDPの2倍近くと厳しい状況にあり、国の信認が損なわれれば、国債利払いが膨らみ、国民生活に大きな影響を及ぼす。そのため、4月から消費増税を決断した。
*** 経済指標の結果 ***
◎6:30 NZD 1月 製造業PMI=56.2(予想 前回56.4)
◎9:00 AUD 2月 消費者インフレ期待指数=2.3%(前月比予想 前回2.3%)
◎9:01 GBP 1月 RICS住宅価格=53%(予想57% 前回56%)
◎9:30 AUD 1月 雇用統計: 失業率=6.0%(予想5.9% 前回5.8%)、新規雇用者数=-3700人(予想1.5万人 前回-2.3←-2.26万人)→ 予想外の悪化にAUD売りが強まる
◎16:00 GER 1月 消費者物価指数・確報値=前月比-0.6%(予想-0.6% 前回-0.6%)、前年比1.3%(予想1.3% 前回1.3%)、HICP前月比0.7%(予想-0.7% 前回-0.7%) 前年比1.2%(予想1.2% 前回1.2%)→ 速報値と変わらず
◎22:30 USD 1月 小売売上高=前月比-0.4%(予想0.0% 前回-0.1←0.2%)、除く自動車=前月比0.0%(予想0.2% 前回0.3←0.7%)→ 寒波の影響もあり、前月が下方修正され、2カ月連続となる予想外に減少に、一時ドル売りが強まる。
◎22:30 USD 週間新規失業保険申請件数=33.9万件(予想33.0万件 前回33.1万件)→ 予想外に失業保険申請者者が増加
◎22:30 CAD 12月 新築住宅価格指数=前月比0.1%(予想0.1% 前回0.0%)、前年比1.3%(予想 前回1.4%)
◎0:00 USD 12月 企業在庫=前月比0.5%(予想0.5% 前回0.4%)、企業売上高=前月比0.1%(前回07%)
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