2月13日(木曜) アジア市場の動き
日経平均株価はマイナス119.76(-0.54%)下落、中国株、アジア株も下落。USDJPYは一時102円を割り込み、AUDUSDは0.8920台まで下落。
◎新興国ファンドの損失拡大。
45日ルールで3月末クローズのためにはこの時期に解約の申し出をしなければならず、株買い+円売りの巻き戻しが拡大している。
⇒ USDJPYは105円台前半の200日移動平均線、かつ、長期ダウントレンド・ラインの上限をクリアに上抜けするまでは、円安相場を期待しているが不安でならない。100円を割り込んでストップロスの嵐が吹き荒れるような、悪夢を見たくない。安倍さん、黒田さん頑張って下さい。
◎豪雇用統は悪化
AUDは下落し、利下げ観測が広まる。失業率6.0%(予想5.9% 前回5.8%)、新規雇用者数-3700人(予想1.5万人、前回-2.26万人)
⇒ 短絡的すぎるうように思われる。AUDUSD=0.9080の1月13日高値トライ失敗に、利食い売りが集中したのでは? 市場はなぜそんなに短気なんだろうか?
◎黒田日銀総裁
2%の物価目標を実現し、安定維持するまで緩和を継続。
⇒ より積極的な追加緩和策の期待も裏切られ、黒田日銀総裁発言への影響が薄らぐ。デールBOE理事みたいに、「我々は経済活動を正確に予測できないことが、過去数年間の経験で明らかになった」なんて事を、後になって言わないでくださいね!
◎デールBOE理事
金利見通しを占う水晶玉は持ち合わせていない、が、低金利は続くだろう。金融政策の目標は極く明確で、景気の回復を維持し、余剰資源の一部を活用し、失業率を下げ、インフレ率を目標近くで維持すること。我々は経済活動を正確に予測できないことが、過去数年間の経験で明らかになった。悪天候と洪水の影響で第1四半期の成長率が弱くなる可能性がり、健全だった住宅市場が一機に加熱する可能性もある。
⇒ 仕事ですから、水晶玉に頼らず、確りとかじ取りをお願いします。ただし、素直に経済活動を予測できないことを認める素直さは評価できる。
◎米政府当局者
予算教書を2回に分けて発表、一部は翌週に延期。大統領の提案は全て3月4日に発表される。
◎安倍首相
公的債務がGDPの2倍近くと厳しい状況にあり、国の信認が損なわれれば、国債利払いが膨らみ、国民生活に大きな影響を及ぼす。そのため、4月から消費増税を決断した。
⇒ 理にかなっていますが、政府支出など歳出削減の大前提はどこへ消えたのでしょうか? 増税して株が下落し、国債が売られ金利が上昇し、円高にでもなったら、恐ろしいいことになる。
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