2014年1月31日金曜日

1月31日(金曜) 昨日の海外市場の動き

1月31日(金曜) 昨日の海外市場の動き

*** 昨日の動き ***

◎前日のFOMCは緩和の縮小を継続、昨日の米第4四半期のGDPは引き続き高水準。金利差は今後もより拡大する可能性が高まり、一連の株価下落で世界株価は時価総額で174兆円減少したと言われている。そして、ドル買いが強まる。

◎中国は春節(1月31日~2月6日)で長期間休みに入る。新興国通貨安の下落も通貨当局の努力で落ち着き、ポジション調整による影響も薄らぎ、テクニカルポイントをブレーク主流の動きも、そろそろ落ち着いてくることを期待。

◎日本・アジア株は下落、欧州・米国株は上昇し、米金利も上昇し、ドル買いと円売りの流れが強まる。

◎アジア市場は、NZDは早朝に政策金利の据え置きが発表されたことで続落、AUDは中国HSBC製造業PMIが弱く、売り圧力が続く。前日のFOMCで予想通り量的緩和の縮小継続が示されたことで、米株が下落した影響を受け、日本株・アジア株は下落し、円買いの流れが強まった。

◎欧州市場は、トルコリラと南アランドの下落は止まらず。JPYクロスやAUDクロスショートの巻き戻しなのか、円とAUDは堅調で、予想外に強い独雇用統計やユーロ圏景況感指数にも、EURUSD、GBPUSD、NZDUSDの下落は止まらず。

◎米国市場は、トルコ、ロシア、インドは自国通貨防衛への動きを強め、通貨安もようやく落ち着き、欧米の株価は上昇へ。米新規失業保険申請件数は弱く、個人所得・消費消費や米第4四半期GDPは個人消費が強くまずまず、中古住宅販売は予想外の低下に、直接的な大きな反応も見られず。

⇒ 日本・アジア株は下落、欧州・米国株は上昇し、米金利も上昇し、ドル買いと円売りの流れが強まる。
⇒ フィッチは、①アルゼンチンの政策は短期的な安心感をもたらしただけ、②無秩序な調整のリスクに直面、③外貨準備の減少は支払能力を損なう
⇒ 米中古住宅販売成約は、予想を下回り2年ぶりの低水準。
⇒ 米第4四半期GDPは、前回から伸び率は弱まるが、個人消費と輸出は好調で高水準を維持。
⇒ 新規失業保険申請件数は、失業者数が予想より増加。
⇒ 独雇用統計は予想外に強く、ユーロ圏景況感指数も若干強かったが、独消費者物価指数は伸び率は鈍化し低インフレが懸念され、EUR売りの流れが強まる。
⇒ 中国HSBC製造業PMIは弱く、AUD売りの流れが一時強まる。
⇒ NZ中銀は、政策金利2.5%の据え置き、利上げ期待の反動にNZDは全面安。しかし、近く利上げを開始することを示唆。

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