2014年1月30日木曜日

1月30日(木曜)アジア市場の動きと、今後の見通し

1月30日(木曜)アジア市場の動きと、今後の見通し


*** ポイント ***

米国の緩和縮小の継続に起因する新興国通貨安の流れや株価の下落に、円ショートポジションは耐えかねず、予想外にクロスでも円の買いもどしが強まっている。

中国春節の長期間休み前のFOMCと新興国通貨安で、その影響が大きくなっている可能性が高く、テクニカルポイントをブレークする動きが主流で、そろそろ落ち着いてくることを期待している。

30日のアジア市場は、NZDは早朝に政策金利の据え置きが発表されたことで続落、AUDは中国HSBC製造業PMIが弱く、売り圧力が続く。前日のFOMCで予想通り量的緩和の縮小継続が示されたことで、米株が下落した影響を受け、日本株は下落し、円買いの流れが強まった。

30日の欧州市場は、トルコリラと南アランドの下落は止まらず。JPYクロスやAUDクロスショートの巻き戻しなのか、円とAUDは堅調で、予想外に強い独雇用統計にも、EURUSD、GBPUSD、NZDUSDの下落は止まらず。


*** 今後の見通し ***

◎USDJPYは中期的に、先の安値101.70円台、そして、100.50円近辺が最後の砦となり、この水準を下限として、円安復活のシナリオは変えていない。 ルー米財務長官の円安けん制発言から変化し、新興国通貨の変動に、リスクオフ=円高の流れに円安センチメントは揺らぎ続けているが、円をロングにしていく材料があるだろうか? 気が長い話になるかも知れないが、春節明けの円安も期待できる。


◎EURUSDは中期的に、底値感が強まることを期待している。1月24日に高値1.3740からの続落傾向は続くが、1月23日のアルゼンチンペソ暴落時の上昇スタート地点となる1.3550はいまだ死守されており、EURは極端に弱気になる必要はない。逆にテクニカルでは、1.3550を大幅に割り込まない限り、1.3800、1.4100のユーロ高の方向性は変わらず。




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