1月29日(木曜)アジア市場と欧州市場序盤の動きと、今後の見通し
*** ポイント ***
明日早朝午前4時。FOMCを見ずに相場は語れず。
市場参加者は何を期待しているのだろうか? 多くの市場参加者はFOMCで、政策金利0.0%~0.25%の据え置きを予想、モーゲージ担保証券(MBS)買い入れ月間億ドル400→350億ドル、米国債買億ドル買い入れ450→400億ドル、計850→750億ドルへ縮小を既定事実と考えていると思われる。
また、今後一回ごとのFOMCで100億ドルづづの削減を実施し、1月29日、3月19日、4月30日、6月18日、7月30日、9月17日、10月29日、12月17日の計8回で、850億ドルの債券買い入れを縮小すると思われている。
もちろん、イエレン新FRB総裁が就任し、FOMCメンバーの入れ替えや、経済情勢で、今後どうなるかは誰も知りようはない。
とわいうものの、2012年9月12日のFOMCで決定された量的緩和第3弾(QE3)は16か月間を経てようやく縮小開始のゴングが鳴っている。
ちなみに、2012年9月12日の終値は、USDJPY=77.84、EURUSD=1.2898、GBPUSD=1.6105、AUDUSD=1.0463。結果だけを見ればQE3は、JPYとAUDでドル高、EURとGBPでドル安だったんですね!
*** これまでのイベント ***
◎FOMCを直前に控え、早朝のトルコ中銀のサプライズも結局は長続きできず、主要国の株価は上昇するも、為替相場の基本は様子見の相場。
◎トルコ中銀は予想外の大幅な政策金利7.75%→12.0%に引き上げを決定、一時リスクオンの流れに。
◎独GfK消費者信頼感調査は、予想と前回を上回り、2007年8月以来の高水準→ EURUSDは堅調に推移。
◎英ネーションワイド住宅価格指数は、予想を上回り、前年比は2010年5月以来の高水準→ GBPUSDは堅調に推移。
*** 為替の動き ***
◎アジア市場は、トルコ中銀大幅利上げのサプライズもあり、日本株、中国株、アジア株は全面高。 直後はリスクオンの流れに、円売+EUR売り+GBP売り、AUD買い+NZD買い+CAD買いの流れが一時強まる。米FOMCを控え、結局は小幅な円安の流れは維持するが、主要通貨は元の水準へ逆戻り。
◎欧州市場は、強い独GfK消費者信頼感調査と英ネーションワイド住宅価格指数に、EURとGBPは底堅く推移。
*** 発言・その他 ***
特になし
*** 経済指標の結果 ***
◎8:30 豪12月 ウェストパック先行指数=0.1%(予想 前回-0.1%)
◎16:00 独2月 GfK消費者信頼感調査=8.2(予想7.6 前回7.7←7.6)→ 予想と前回を上回り、2007年8月以来の高水準。
◎16:00 英1月 ネーションワイド住宅価格指数=前月比0.7%(予想0.6% 前回1.4%)、前年比8.8%(予想8.5% 前回8.4%)→ 予想を上回り、前年比は2010年5月以来の高水準
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