2014年1月29日水曜日

1月29日(水曜) 昨日の海外市場の動きと、今後の見通し

1月29日(水曜) 昨日の海外市場の動きと、今後の見通し

*** 昨日のポイント ***

◎豪企業信頼感指数は2012年3月以来、久しぶりのブラスで、強い信頼感にAUD買いが強まる。

◎英第4四半期GDPは、予想通りながら一部には強い数字期待があり、前期より鈍化したことで、ポンド売りが強まる。2013年GDP・速報値=1.9%(前年0.3%)→ 2007年以来、6年ぶりの高水準。

◎米耐久財受注は、前月が下方修正され、予想をも大幅に下回り、ドル売りが強まる。

◎米S&P/ケースシラー住宅価格は、予想と前回を上回り、8年ぶりの大幅な伸びで、ドル買い戻しが強まる。

◎米CB消費者信頼感指数は、予想を上回り、昨年8月来の伸びにドル買い戻しが強まる。


*** 今後の見通し ***

直近の相場変動要因。 ①FOMC(29日) ②トルコ中銀の緊急金融会合(29日午前7時) ③中国春節の影響(1月31日~2月6日)

①FOMCの影響→ 最近の新興国市場の動揺にもかかわらず、量的緩和の縮小継続が予想→ 見送りとなればドル売りが強まる。

②トルコ中銀の緊急金融会合=結果は、1月29日午前7時に公表。インドも予想外に利上げを実施したことで、利上げ期待が強いが、トルコ首相は利上げに反対 → 期待通り利上げを実施できるか? 新興国通貨の変動要因。

③中国春節の影響→ 30日大みそかで1月31日~2月6日まで休日→ 直接的な中国発の材料はなくなり、事前のポジション調整もそろそろ終了。

◎GBPUSDの上昇は変わらず。1時間チャートでは、1.6530、1.6560をボトムに上昇トレンドを継続。
















◎EURUSDは持ち合いから、上値トライへ。1Dayチャートでは、そろそろ期待が持てる。
















*** 発言・その他 ***

◎エルドアン・トルコ首相=利上げに反対、中銀が正しい判断を下すことを期待。
イタリア・ギリシャの債券利回り低下へ=イタリア2年債の平均利回り1.031%でユーロ導入以来の低水準。
◎渡辺国際協力銀行総裁=米金融緩和縮小で、新興国からの資金流出が予想され、2014年は国際金融市場にとって、あまりよい年でなく、身構える必要がる。
◎バシュチュ・トルコ中銀総裁=①必要なら利上げを継続、②緊急会合はインフレ状況の悪化対応が目的。
◎トルコ中銀=緊急金融会合を開催、結果は1月29日午前7時に公表。
◎インド中銀=政策金利を7.75%から0.25%引き上げ8.0%に決定、予想外。
◎ラジャン・インド中銀総裁=インフレが低下すれば金利引き下げの余地が生まれるが、利下げは時期尚早で、法廷流動性比率(SLR)も直ちに引き下げる必要はない。
◎キャタピラー=中国の景気減速や新興国市場の低迷より、欧州など先進国の主要地域で低成長が続いていることを強く懸念。



*** 経済指標の結果 ***

◎豪11月 CB景気動向指数=0.2%(予想 前回0.5%)→ 前回を下回るがAUDは底堅く推移
◎豪12月 NAB企業景況感指数=4(予想 前回6←5)、企業信頼感指数=4(予想 前回-3)→ 信頼感は2012年3月以来、久しぶりのブラスで、強い信頼感にAUD買いが強まる
◎独12月 輸入物価指数=前月比0.0%(予想0.2% 11月0.1%)、前年比-2.3%(予想-2.2% 11月-2.9%)→ 予想を下回る
◎英第4四半期GDP・速報値=前期比0.7%(予想0.7% 前回0.8%)、前年比2.8%(予想2.8% 前回1.9%)→ 予想通りながら前期より鈍化、2013年GDP・速報値=1.9%(前年0.3%)→ 2007年以来、6年ぶりの高水準
◎英11月 サービス業指数=3カ月比0.8%(予想0.6% 前回0.8%)
22:30 USD 12月 耐久財受注=前月比-4.3%(予想1.5% 前回2.6←3.5%)、除輸送機器・前月比-1.6%(予想0.6% 前回0.1←1.2%)→ 前月が下方修正され、予想をも大幅に下回り、ドル売りが強まる
◎米11月 S&P/ケースシラー住宅価格=前月比0.9%(予想 前回1.1%)、前年比13.71%(予想13.8%  前回13.61%)→ 予想と前回を上回り、8年ぶりの大幅な伸びで、ドル買い戻しが強まる
◎米1月 消費者信頼感指数=80.7(予想78.9 前回77.5←78.1)、期待指数81.8(前回79.0←79.4)、現況指数79.1(前回75.3←76.2)→ 予想を上回り、昨年8月来の伸びにドル買い戻しが強まる
◎米1月 リッチモンド連銀製造業景況指数=12(予想13 前回13)

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