2014年1月24日金曜日

1月24日(金曜)アジア・欧州市場の動き

1月24日(金曜)アジア・欧州市場の動き


*** ポイント ***


昨日、相場変動の芽となったアルゼンチンペソ(ARS)。アルゼンチン中銀は通貨防衛のペソ買いを、外貨準備の急減により中止したこと直接の原因だった。今日も、為替規制を解除し、ドルの購入を容認したことで、トルコリラ、南アランドは安値を更新。ただし、北米市場ではアルゼンチンペソは急速に値を戻している。


USDJPYは、日経平均株価は下落、中国株も弱く、円買い戻しは止まず、一時102円まで続落し、ようやく下げ止まる。三谷・年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)理事長の、外債購入も考慮との発言も買い材料。

EURUSDは、前日スイス政府はスイス政府は不動産抑制策発表し、スイス高になった影響もあり、USDCHFの下落に、EURUSDは1.3700のポイントをブレークし1.3738まで上昇。しかし、ビスコ・イタリア中銀総裁+カーニーBOE総裁発言を受けたGBPUSDの急落に、1.37を割り込む。

AUDUSDは、リドアウト豪中銀理事(豪中銀理事会メンバー外で、理事会の意見を反映していない)の、豪ドルの下落は不十分で、豪経済にとってUSDAUD0.80が妥当→ この発言を受けてAUDUSDは0.8750台→0.8690割れまで下落、2010年8月のAUDUSD上昇出発点に逆戻りしたことになる。

GBPUSDは、カーニーBOE総裁(ダボス会議)が、英経済は刺激策の解除に耐えられる程強くない、ポンド高は輸出を抑制する可能性がある→ この発言を受けGBPUSDは1.6610→1.6500割れまで急落、前日も同様の発言をし、オズボーン英財務相も失業率7%はBOEの利上げ行動に直結するものではないと発言しており、1.6580~00のストップロスを付ける材料にされた可能性がある。


*** 発言・その他 ***

JPY 三谷・年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)理事長=外債購入も考慮
EUR ビスコ・イタリア中銀総裁=①ユーロは強くなる兆候はない、②ECBは必要なら追加利下げや資産買い入れも可能→ EURUSDは下落に転じる
GBP カーニーBOE総裁(ダボス会議)=英経済は刺激策の解除に耐えられる程強くない、ポンド高は輸出を抑制する可能性がある→ この発言を受けGBPUSDは1.6610→1.6500割れまで急落、前日も同様の発言をし、オズボーン英財務相も失業率7%はBOEの利上げ行動に直結するものではないと発言しており、1.6580~00のストップロスを付ける材料にされた可能性がある。
OTH 4中銀ドル資金供給オペ終了へ=①段階的に縮小し、7月末で終了。②2008年のリーマンショック後に導入、2010年2月の終了したが、2010年5月にギリシャショック(欧州危機)で再開していた。
JPY 黒田日銀総裁(ダボス会議)=①消費増税で新たな問題が起こることはない、②ユーロ圏がデフレに陥る可能性は低い
GBP ウィールBOE政策委員=①失業率が予想以上に改善しているが、政策金利は過去最低に据え置かれる、②利下げ検討基準の失業率7%の引き下げは反対。
GBP オズボーン英財務相(23日ダボス会議)=①BOEの利下げ検討基準の失業率7%はBOEが行動に直結するものではない、②BOEは住宅バブルに対応するツールを持っている。
AUD リドアウト豪中銀理事(豪中銀理事会メンバー外で、理事会の意見を反映していない)=豪ドルの下落は不十分で、豪経済にとってUSDAUD0.80が妥当→ この発言を受けてAUDUSDは0.8750台→0.8690割れまで下落、2010年8月のAUDUSD上昇出発点に逆戻りしたことになる。
JPY ロックリア米太平洋軍司令官=日中間の緊張状態の長期化を懸念。
USD ルー米財務長官(23日ダボス会議)=①米成長率は3%予想は妥当、②米経済指標は全て成長の軌道が押し上げられていることを示唆。
OTH アルゼンチン=為替規制を解除し、ドルの購入を容認
CHF ジョーダン・スイス中銀総裁=EURCHF1.20の防衛ラインは必要な限り継続



*** 経済指標の結果 ***


18:30 GBP 12月 BBA住宅ローン承認件数=4.65万件(予想4.72万件 前回4.5万件)
22:30 CAD 12月 消費者物価指数=前月比-0.2%(予想-0.2% 前回0.0%)、前年比1.2%(予想1.3% 前回0.9%)、コア前月比-0.4%(予想-0.4% 前回-0.1%)、コア前年比1.3%(予想1.3% 前回1.1%)→ 予想通りで相場は動けず

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