*** ポイント ***
米国市場が休場の週明け月曜日。主要な経済指標の発表もなく、スローなスタート。
アジア市場の早朝は、取引開始直後から先週末の流れを継いだ、円の買い戻しと、ドル買いの流れに、円クロスでは円高で推移。
午前10時の仲値を過ぎると動きは一変、円クロスは円売りへと変化し、ドル売りが強まる。中国のGDPを含めた主要経済指標は、予想を若干上回るが前回より弱く、肝心の日本株や中国株は軟調に推移。
欧州市場に入ると、欧州株は小幅上昇。EURJPY+AUDJPY+GBPJPY+AUDJPYの円売りが続き、USDJPYはストップロス狙いの円買いに一時103.80円台まで下落し、104.25円まで値を戻すが、戻りの上値は重い。AUDUSDは上昇し+NZDUSDは下落=AUDNZDは上昇、EURUSDは小幅上昇するも1.3560台を超えられず。
*** 今後の見通し ***
USDJPYは、先週のルー米財務長官による、円安けん制発言の真意は別として、円クロスを含めた、ショートポジションを巻き戻すきっかけとなり、その流れが依然として続いている。ただし、底値圏では実需の円売りが継続し、相場を下支えしていることで、大きな動きを予想することは難しい。短期では、104.20~50円のレンジから、103.80~104.30円のレンジとやや円高の水準で取引が続きやすい。
EURUSDは、先週末に1.3550のポイントを割り込みさらに下落、1.3500の大台手前で跳ね返しているが、1.3550~60を超えられず。1.3500割れで何が飛び出すかを試してみたいが、米国市場が休場の中、大相場は考えにくく、広くは1.3500~1.35800、狭くは1.3520~60のレンジを予想。
AUDUSDは、先週の弱い豪雇用統計で急落が始まった1.3880~00の水準を上回るまでは、豪ドル安の流れは変わらず。ただし、0.8800のビックポイントを割り込んでも、売りが加速することはなく、0.8750~0.8850のレンジ継続が予想される。
*** 発言・その他 ***
英世論調査=EC離脱支持の英国独立党(UKIP)の支持率が一位へ。
ウクライナの反政権デモ拡大=10万人が参加、一部暴徒化。
ムーディーズ=アイルランド格付けを「Ba1」→「Baa3」に引き上げ、アウトルックは「ポジティブ」
*** 経済指標の結果 ***
米国市場 ウェリントン市場休場
6:00 NZD 12月 REINZ住宅価格指数=前月比-1.0%(予想 前回1.2%)→ 前回より大幅低下しマイナスへ
8:30 AUD 12月 TD-MIインフレ指数=前月比0.7%(予想 前回0.2%)、前年比2.7%(前回2.4%)→ 前回を大幅に上回り3年ぶりの伸び率
9:01 GBP 1月 ライトムーブ住宅価格=前月比1.0%(予想 前回-1.9%)、前年比6.3%(予想 前回5.4%)
11:00 CHN 第4四半期GDP=前期比1.8%(予想2.0% 前回2.2%)、前年比7.7%(予想7.6% 前回7.8%)、2013年通年前年比7.7%(前回7.7%)→ 前年比は予想を若干上回るが、前期よりは減少
11:00 CHN 12月 鉱工業生産=前年比9.7%(予想9.8% 前回10.0%)→ 前回を下回る
11:00 CHN 12月 小売売上高=前年比13.6%(予想13.6% 前回13.7%)→ 前回を下回る
11:00 CHN 12月 固定資産投資=前年比19.6%(予想19.8% 前回19.9%)→ 前回を下回る
13:30 JPY 11月 鉱工業生産・確報値=前月比-0.1%(予想 前回1.0%)、前年比4.8%(予想 前回5.4%)、設備稼働率=前月比-0.5%(予想 前回1.2%)
16:00 GER 12月 生産者物価指数=前月比0.1%(予想0.0% 前回-0.1%)、前値比-0.5%(予想-0.7% 前回-0.8%)
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