2014年1月17日金曜日

1月17日(金曜)アジア市場の動きと、今後の見通し

1月17日(金曜)アジア市場の動きと、今後の見通し


*** ポイント ***

2大円安抑制材料の動きには特に注意が必要。

◎昨日の、USDTRYとUSDZARでのドル高流れは、新興国通貨への不安感が高まり、安全資産買いへと繋がる動きが続く可能性があり、今日も引き続き注意が必要。結果的に、株売りから債券買いへの動きとなっており、この動きにも注目したい。

◎今日も、アジア株は軟調に推移しており、日経平均株価も小幅下落で終了。円売り圧力が弱まり、円ショートポジションの巻き戻しが続いている。反面、押し目では、実需筋の買いも厚く、売り買いが拮抗しているが、欧米市場の金利や株価の動向は気になる。

◎また、昨日、ルー財務長官が円安けん制ともとれる発言をしたことで、105円の大台達成の動きがより緩慢になっている。本気で円高へもっていくことを意味しているとは思えないが、同時に「日本は内需を拡大すべき」とも言っているが、安倍政権に期待したい。

◎今日予定されている経済指標では、英小売売上高、米住宅着工件数、鉱工業生産、設備稼働率と、ミシガン大学消費者信頼感指数の1月速報値が注目材料。


USDJPYは、日経平均株価は弱含みから終盤にかけて値を戻し、104.20~40円のレンジで動けず。クロスでもEURJPYは141.80~20のレンジ内で、どちらも試せず。GBPJPY前日安値の170.20円割れを再々トライ中。AUDJPYは91.80~10円のレンジで動けず。

EURUSDは、1.3610~20の狭いレンジから、欧州勢の参入に下落へ。

GBPUSDは、上値を徐々に切り下げ、昨日の安値1.6314を割り込み、続落へ。

AUDUSDは、0.8800~30のレンジで動けず。NZDUSDの下落に、AUDNZDは上昇へ。

気になる、USDTRYは昨日、市場最高値を更新した後、高値圏で張り付いたまま。USDZARも昨日リーマンショック後の高値更新後は、やや値を下げが下げ幅は限定的。

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