11月28日(木曜) アジア市場の動きと、今後の見通し
*** ポイント ***
今日28日の米国市場は感謝祭で休日。
注目の独雇用統計、ユーロ圏景況感指数、独消費者物価指数の発表を待たずに、強い豪経済指標にAUDの買い戻しが入る。本筋は、経済指標の結果待ちで変わらないが、よほど弱い経済指標か追加緩和策の示唆発言がなければ、GBP買いの流れも変わらず。
6年ぶりの高値を更新した強い日経平均株価に、中国・新興市場国の株価も上昇し、リスク許容度も高まる。
AUD買いの火付け役は、豪第3四半期の民間新規設備投資で、前期比予想-1.2%に対して3.6%上昇、予想外に拡大し鉱山関連の落ち込みの克服が成功し始めているとの思惑から、AUD買いが強まるが、極短期筋のポジション巻き戻しではと思われる。
また、NZビジネス信頼感も強く、早朝からNZDもビットぎみで推移していた。
*** 今後の見通し ***
USDJPYは、102円台を維持しながらも小幅な値動きとなったが、水準から考えれば非常に底堅い展開といわざるを得ない。101.90~102.30のレンジをコアにし、102.50円がターゲット。
EURUSDは、1.36台トライの反動なのか、いつもながら方向性が作れないアジア市場だからなのかは不明ながら上下トライは見られない。欧州勢・東欧・中東勢の参入にも動けず。
基本コアは1.3560~1.3620のレンジに入りやすく、方向性は1.3650。しかし、今日のテーマは、米国市場もなく、独雇用統計、ユーロ圏景況感指数、独消費者物価指数のインパクトは大きく、発表待ちへ。
AUDUSDは、0.9140は止まりどころ。0.9050~0.9150のレンジ上限に近く、この水準を超えると0.9100~0.9200のレンジに入りやすく、0.9200をクリアに上抜けするまでは、なかなか自信を持って買いにくい。
*** アジア市場の主な経済指標・発言・その他 ***
日経平均株価は大幅高=15727.12+277.49+1.80%、中国株・アジア株も上昇へ。
中国国家統計局=10月の新築住宅価格は上昇、北京市前年比16.4%、上海市前年比17.8%と上昇画続き、住宅バブル対策を強化。
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