11月27日(水曜)アジア市場の動きと、今後の注目点
*** アジア市場のポイント ***
アジア市場はいつもながら材料難。米感謝祭を控えた影響で、北米市場の取引は細り新規ポジションよりもポジション調整が相場を動かす流れが続いている。
ドル売りの流れが減速するのではとの思いも叶わず、EURUSDは独連立政権の合意との報道を材料にして、再び1.36台をトライし、EURJPYは138円へと続伸。押し目買いに押し目なしの状態になっている。
市場参加者のセンチメントはFRBの量的緩和の継続を織り込み、EURやGBP買い変わらず、引き続きそのタイミングだけを考えている。
一方、AUDが代表しNZDが後追いしている、負け組通貨のAUDUSDとNZDUSDは、ようやく下げ止まりながらも、戻り売りセンチメントが強く、0.9100~0.9300の水準を大きく越脱することはないと見ている。
その中で、一番クリアなのは円相場。円安の流れは変わらずで、今後も円売りが続く可能性はたかく、一部に見られた円高期待を裏切る流れが続いている。
*** 今日の注目点と見通し ***
28日米感謝祭で発表が早まった、米新規失業保険申請件数を注目。それ以外でも重要米経済指標が目白押し。予想外数字による相場変動に注意しながら、円安傾向は変わらず。
22:30 USD 週間新規失業保険申請件数=予想 前回32.3万件
22:30 USD 10月 シカゴ連銀全米活動指数=予想0.1 前回0.14
22:30 USD 10月 耐久財受注=前月比予想-1.5% 前回3.8%、除く輸送機器前月比=予想0.4% 前回-0.2%、除く航空機・非国防資本財=前月比予想 前回-1.3%
23:45 USD 11月 シカゴ地区購買部協会景気指数=予想62.0 前回65.9
23:45 USD 11月 ミシガン大学消費者信頼感指数・確報値=予想73.0 速報72.0
0:00 USD 10月 CB 景気先行指数=前月比予想0.1% 前回0.7%
USDJPYは、101.00~102.00のレンジから、既にビット気味で102円の上値トライが続き、円売りの流れ変わらず。
EURUSDは、1.3500~1.3600のレンジから、予想外に早く1.3600の上値トライが続き、EUR買いの流れ変わらず。1.3650を超えてくれば本物で、28日の独消費者物価指数・速報値を注目。GBPUSDの買いの流れと合わせ、ドル売りをリードし、GBPUSDは今日明日とは言わないが1.65台の大台を狙っているように思えてならない。
AUDUSDは、下がるほど売りの必要性が生じ、続落傾向が止まらず。ただ、0.9100でボトム感が強まれが、0.91~0.92のレンジを予想しているが、EURAUDなどのクロスでAUD売りが強まれば、0.9050~0.9150のよりAUD安の水準へ。
*** アジア市場の主な経済指標と発言・その他 ***
白井日銀審議委員=物価の下振れリスクを意識する必要がある。
日経平均株価は小幅安
PIMCOのエラリアン氏(26日)=2014年の世界経済成長率は2.75%~3.25%と予想。日米株価の上昇は中銀の景気刺激策が要因。FRBは半年~1年以内に債券購入規模を縮小すると予想。
独キリスト教民主同盟(CDU)と社会民主党(SPD)との連立で合意=EURUSDが1.3600トライが始まる。
EURUSDの上昇に、EURJPY138円台へと上昇、クロスで円売りの流れが強まる。
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