*** ポイント ***
米感謝祭を前にして、ポジション調整が相場を動かす流れが続き、ファンド勢は引き続きドル売り傾向が強い。
⇒ アジア諸国の緊張が高まる=中国の防空識別圏設定に日本を含め、アジア諸国との緊張の高まりに、円売りが続く。
⇒ 日本の追加緩和の思惑=消費増税後の追加緩和の思惑。
⇒ 消費者物価2.0%の目標達成への動き=円安が加速するとの思惑。
⇒ 独連立政権の樹立で合意=統一選挙後2カ月にしてようやくへ合意し、銀行同盟の設立へと動きEU強化との思惑。
⇒ 独GfK消費者信頼感指数は、2007年8月以来の高水準。
⇒ 英第3四半期GDP・改定値は、速報値と同じだが前期を上回る。
⇒ 米週間新規失業保険申請件数は、予想より良い数字に。
⇒ 米耐久財受注は、予想を下回る。
JPY+CADは弱く、EUR+GBPは強く、AUD+NZDは動きは鈍く、ドルに対してブル・ベア・ニュートラルと三者三様。
USDJPYは、弱い日本株に円売りが続くが、
EURUSDやGBPUSDは上昇、独連立政権の樹立がようやく合意アジア市場からEUR買いへと動き、EURUSD1.36台の売りに上げどまる。GBP高が目立ち1.63台へ、EURGBPは下落へ。
中銀怖さに逆にポジションクローズにAUD+NZD売りへと動き動きは鈍く、CADは全面安。
日経平均株価は利食いDayで弱く、逆にHKや中国株は上昇し、欧州株は小幅高で、新興国株も小幅上昇へ。
*** 今日の注目点と見通し ***
USDJPYは、101.50円がボトムとなり、101.80円近辺で上げどまるが、102円を試しどこまで上昇できるかを確かめる動きを予想。ターゲットは102.50円。
EURUSDは、1.3500~1.3600のレンジから、独連立政権の樹立がようやく合意アジア市場からEUR買いへ。予想外に早く1.3600の上値トライが続き、EUR買いの流れ変わらず。1.3650を超えてくれば本物。
GBPUSDは、EURGBPでも強くGBPクロスでは全面高。ドル売りをリードし、GBPUSDは今日明日とは言わないが1.65台の大台を狙っているように思えてならない。
AUDUSDは、下がるほど売りの必要性が生じ、続落傾向が止まらず。ただ、0.9100でボトム感が強まれが、0.91~0.92のレンジを予想しているが、EURAUDなどのクロスでAUD売りが強まれば、0.9050~0.9150のよりAUD安の水準へ。
*** 欧州市場の主な経済指標と発言・その他 ***
独連立政権の樹立で合意=独キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)と社会民主党(SPD)との連立で合意→ この発表を受け、EURUSDが1.3600トライが始まる。
ドイツ紙=ECBは企業向け融資で合意した銀行に限定して、追加の長期供給オペ(LTRO)の実施を検討。
GER 12月 GfK 消費者信頼感指数=7.4(予想7.1 前回7.1←7.0)→ 予想を上回り2007年8月以来の高水準
GBP 第3四半期 GDP改定値=前期比0.8%(予想0.8% 速報値0.8% 第2四半期0.7%)、前年比1.5%(予想1.5% 速報値1.5% 第2四半期1.3%)→ 予想と速報値と変わらずだが。前期より上昇へ
GBP 11月 CB小売売上報告=1(予想8 前回2)
USD 週間新規失業保険申請件数=31.6万件(予想33.0万件 前回32.6←32.3万件)→ 予想よりも強く雇用の改善が続く
USD 10月 耐久財受注=前月比-2.0%(予想-1.5% 前回3.8%←3.7%)、除く輸送機器前月比=-0.1%(予想0.4% 前回-0.2%)、除く航空機・非国防資本財=前月比予想 前回-1.3%→ 予想より弱い
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