11月26日(火曜)アジア市場の動きと、今後の注目点
*** ポイント ***
週末・月末が押し迫り、11月28日(木)米感謝祭で4連休となる市場参加者が多くなり、新たなポジションメークよりもポジション調整の流れが強まる。また、12月6日(金)米雇用統計が12月18日(水)FOMCで量的緩和の縮小の有無を予想する重要な発表を控えている。
注目のロウ豪中銀副総裁もAUD高をけん制し「豪ドルはやがて下落する見通し。為替介入は実行の判断基準は高い」と発言、AUDUSDは0.9200→0.9103まで続落。
USDJPYは、日本株も弱く、11月末のファンド決算月でドル売りが強く、USDJPYの上値は重くなるがが、101.10~30の底値は引き続きかたい。
注目の議会証言で、カーニーBOE総裁は「失業率が7.0%に低下しても利下げを急がず」。ビーンBOE副総裁は「失業率が7.0%に低下しても、新たに目標を6.5%に設定することは可能」と発言、→ GBP売りが強まる。
*** 今後の見通し ***
USDJPYは、101.30円をボトムに101.30~70円のレンジの可能性が高く、円安の流れは変わらず。
*** アジア・欧州市場の発言・経済指標・その他 ***
ロウ豪中銀副総裁=豪ドルはやがて下落する見通し。為替介入は実行の判断基準は高い。
ビーンBOE副総裁(議会財務委員会)=失業率が7.0%に低下しても、新たに目標を6.5%に設定することは可能→ GBP売りの材料となる。
カーニーBOE総裁(議会財務委員会)=失業率7.0%は目安で、利上げ開始の基準ではなく、失業率が低下しても利上げは急がない→ GBP売りの材料となる。
クーレECB専務理事=マイナス預金金利は可能だが、政策措置の一つにすぎず、ECBのメインシナリオはインフレが徐々に上昇することで、現状の0.7%は低水準で注意が必要。
木内日銀新議委員=2.0%の物価目標の実現には、3.0%の賃上げが必要で、実現には相当の時間がかかり、目標の再検討余地がある。
英産業連盟(CBI)=9~11月の英サービス業界の雇用ペースは過去6年で最大で、今後1年間で投資拡大を計画。
日経平均株価は下落=15,515.24(-103.89-0.67%)
EURO STOXX50は前日とほぼ変わらず
USD 9月 住宅建設許可件数=前月比97.4万件(予想93.5万件 前回92.6万件)、10月 住宅建設許可件数=103.4万件(予想93.0万件 前回97.4万件)
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