2013年11月26日火曜日

11月26日(火曜)昨日の海外市場の動きと、今後の注目点

11月26日(火曜)昨日の海外市場の動きと、今後の注目点


*** ポイント ***

特に新しい材料もなく、円売りは継続するが、他の主要通貨は利食い先行し、EURUSD+GBPUSDは早朝の高値から続落、逆に。AUDUSD+NZDUSDは下げ止まる。

USDJPYは官民挙げての株高+円安継続。黒田日銀総裁「物価目標2.0%は2015年度に達成」、GPIF・公的資金で物価上昇を目指し、将来の外債・外株投資の可能性や、NISAで円売りがさらに加速。

ただし、101.90~00円の売りプラス102.00近辺のオプションバリアはクリアできず。終盤には弱い米経済指標を受けたドル売りにクロスで円買いが強まり、円売りも一服。

EURUSDは「クーレECB専務理事+アスムセンECB専務理事+ノワイエ仏中銀総裁」のハト派の発言+「ハンソン・エストニア中銀総裁」の追加緩和の可能性発言に、1.3490まで続落し、予想外に弱い米中古住宅販売保留とダラス連銀製造業活動指数にようやく下げ止まる。

GBPUSDは弱いBBA住宅ローン承認件数と、26日のBOE金融政策委員の議会証言を意識し、1.6130台まで続落するも、弱い米経済指標と1.6100~20の買いは厚く下げ止まる。

AUDUSDは、自国通貨高のけん制発言が影響し先安観が強まるが、テクニカルで0.91台は底堅く、イランへの経済制裁の一部緩和で合意もプラス材料となり買い戻しが見られた。

米ナスダック株価指数は4000を超えて13年ぶりの高水準ながら、ダウ平均株価を含め伸び悩む。


*** 今日の注目点と見通し ***

GBPUSD、今日のBOE金融政策委員の議会証言で、GBP高に関しての発言の有無とその内容に注目。結果次第ながら、1.61を割り込むと1.59~1.61のレンジに逆戻りする可能性も。ただし、調整後には1.63を再度チャレンジ。

EURUSD、1.3500を一時割り込み、1.34~1.36のレンジで暫く調整する可能性も視野に。

USDJPY、102円を上抜けしても、102.50円に大きなポイントがあり、101~102.50円のレンジが予想されるが、円安の流れは変わらず。

AUDUSD、0.91台で下げ止まり、AUD安の市場センチメントにもかかわらずなんとか下げ止まる。0.89~0.91の水準からAUDショートにするのも気が引ける。ロウ豪中銀副総裁講演を注目したい。


*** 米国市場の発言・経済指標・その他 ***


フィラデルフィア連銀実施の四半期エコノミスト調査は、成長率を下方修正し、雇用は加速へ: 米成長率予測=2013年第4四半期2.3%→1.8%、2014年第1四半期2.7%→2.5%、2013年1.7%、2014年2.6%。 失業率予測=2013年末7.2%、2014年第2四半期に7.0%に低下。インフレ予測=第4四半期前年比1.4%、2014年第4四半期2.0%。コア指数予測=2013年1.8%、2014年2.0%。

米ナスダック株価指数は4000を超えて13年ぶりの高水準=イラン核協議の合意を受けリスク資産の買いが強まる。

ドラギECB総裁(欧州システミック理事会・ESRBの理事兼務)=国債のリスクウェーと変更の提案を阻止しない→ 国債のリスクウエートはゼロに設定されている。

26日(火曜)のBOE政策委員の議会証言を注目=後退している追加緩和から、早期引き締めへと思惑が強まり、GBPUSDは上昇中。今回の議会証言でGBP高の動に対してどのような発言をするかを注目。

イラン核開発を制限することで合意=イランと米英独仏ロ中の6カ国がイランの核開発プログラムの限定と引き換えに、経済制裁の一部緩和で合意→ リスク許容度の高まりに円売りが強まる。

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