11月16日(土曜日) 昨日15日の海外市場の動きと、今後の注目点
週末金曜日の静けさを破ったのはウィールBOE政策委員の発言で英ポンドが上昇。米経済指標は弱くドルは軟調に推移するも、量的緩和の継続期待に、株高+債券利回りは上昇、オプションカットとロンドンフィキシングを境にドル売りも弱まる。
ウィールBOE政策委員=インフレ期待が高まってきた。 英国の経済成長は予想よりい早い可能性がある。中銀は景気刺激策を拡大すべきでない。 ポンド高はインフレを抑制してきた。 インフレ圧力が高まらなくても失業率が7.0%以下に低下する可能性がある。
GBPUSDは、1.6050台を底固めし、ウィールBOE政策委員の発言後には一時1.6130台まで上昇へ。
ユーロ圏 10月消費者物価指数・改定値=前月比-0.1%(予想-0.1% 速報-0.1% 9月0.5%)
USD 10月 輸入物価指数=-0.7%(予想-0.5% 前回0.1%←0.2%)、輸出物価指数=前月比-0.5%(予想 前回0.4%←0.3%)→ 世界経済の弱さを反映し、予想を上回る低下へ
USD NY連銀製造業景気指数=-2.21(予想5.0 前回1.52)→ 米政府機関の一部閉鎖の影響もあり、5月以来となる予想外のマイナス
USD 10月 鉱工業生産=前月比-0.1%(予想0.2% 前回0.7←0.6%)、設備稼働率=78.1%(予想78.3% 前回78.3%)→ 予想外の減少へ
DJIA=15951.68(+75.46+0.48%)
EURO STOXX50=3054.53(+0.84+0.03%)
米10年債利回り=2.70%(+0.01%)途中経過
MSCIEM=1005.56(+1.39%)途中経過
USDJPY
欧州市場は開始直後こそ利食の売りに一時100円を割り込むが続かず。堅調な欧州株に円売りが再開し、日経先物が上昇し100.40円台まで上昇、GBPJPYを中心とした円クロスの売りに高値圏で推移。米国市場に入り、輸入物価指数は予想を上回るマイナス幅、NY連銀製造業景気指数と鉱工業生産が予想外のマイナスに一時100.10近くまで下落するも、オプションカットでは再上昇し100.30台へ上昇。上値トライの流れが続いている。
EURUSD
欧州市場に入り、EURロングの売りに一時1.3430台まで下落するも、消費者物価指数の改定値は速報値と変わらず、動きの乏しい週末の動きへ。米国市場に入り、弱い米経済指標の反応も鈍く、ウィールBOE政策委員の発言を受けたGBPUSDの上昇をきっかけに、大口のEUR買いが入り一時1.3500の大台を上回る。オプションカット後一時1.3470まで値を下げるが、引き続き高値圏で推移し、再び1.3500を試す位置で取引が続いている。
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