2013年11月15日金曜日

11月15日(金曜) アジア市場の動きと、今後の見通し。

11月15日(金曜) アジア市場の動きと、今後の見通し。

ドル高相場へ。日経平均株価は連日の大相場で15000円台を軽くクリアし円全面安に、USDJPYも100円台をクリア。

今月に入って気がつけば、米国の強さが目立っている。7日は米第3四半期GDP・速報値が前年比2.5%→2.8%に拡大、8日の10月米雇用統計では、米政府機関の一部閉鎖が危惧されたが、非農業部門雇用者数が16.3万人→20.4万人に増加、8月・9月共に上方修正されている。

そして、次期FRB議長に指名されている、イエレン氏は金融緩和の継続を表明、量的緩和の縮小開始の次期も、12月の可能性は薄く来年3月ごろとの予想が多い。本来ならドル売りの材料となっていたはずだが、現状は違う。

米国の景気回復期待と、ライバル通貨EURは、ECBの利下げと、独仏の景気減速と、更なる利下げと量的緩和開始の思惑に、米ドルに軍配が上がり、米金融緩和の継続と中国の景気回復の期待感もあり、株式市場は活況を呈し、円安に振れている。

EURの上昇の理由は引き続き不明ながら、GBPは10月の失業率は低下、来年の利上げ観測が強く、逆に、小売売上高は減速、10月消費者物価指数は弱く、強弱が混在するが、まだEURよりはましに見え、EURGBPの動きを注目したい。

円は、中長期の円安は変わらず。USDJPYはいつもながら、上がればドルブル・円ベア派が増え、逆に萎み、下げればドルベア・円ブル派が増え、逆に萎む動きを繰り返している。長期間レンジ相場入りを続けているが、日本発の要因はあまり変化はなく、米国の要因により、株式相場に引っ張られて動きているだけ。USDJPYは100円台乗せを実現し一時100.30近くまで上昇、100.60円を超えてくると本物なのだが?

いま、遅ればせながら、不透明な米ドルでも他国よりは若干ながら輝いている。

今日の材料
今日は週末、ポジション調整の日になりやすいが、特に重要な米経済指標の発表はなく、注目は連日高値を更新している米株と、最近相場の動きを支配している、オプション勢の動き。今日の午前零時と午前1時には要注意い。USDJPYはここで、100.60円を超えてくると本物なのだが?

0 件のコメント:

コメントを投稿