2013年11月14日木曜日

11月14日 海外の為替動向と、今後の見通し

11月14日 海外の為替動向と、今後の見通し

午前零時にはやや注目度が落ちた、イエレン次期FRB議長の指名承認公聴会が待っている。公聴会証言の原稿が今朝に公表され「景気刺激策の継続を示唆」することが判明、ドル売りの反応として、為替相場に織り込んでいる。

質疑応答でも、サプライズな発言を期待することも必要もなさそうで、投機的には、「量的緩和の継続=ドル売り」なのだが、最近の動きは必ずしもそうならず、むしろ、株価に反応し、「株高=円安」になることが多い。

USDJPYは、欧州市場で既に100円台に到達したが、オプション絡みの売りが100円前後に待ちかまえておりひとまず失敗。100.50円にもポイントがあり、上値を抑えてくる可能性があるが、仮に、米株が上昇すれば、USDJPYは100.10~20円の壁を破り、100.60円の壁を目指す可能性も高い。円ショートポジションにとっては最高なのだが、とりあえず、公聴会を注目し、午前零時のオプションの動きには注意しましょう。

EURUSDは、利下げといい、利下げの可能性示唆発言といい、インフレ見通しの下方修正といい、期待通り伸びが低迷しているGDPといい、EUR買いの要因は? 前日にはひとまず1.3450を上回り終了したことで、ややEURブルにはなっているが、どうも信用がおけず、積極的にEURを買うことを躊躇してします。いや、EURが下落するのではと心配になってくる。

そのリスクをヘッジする意味でも、上昇してしまったが、EURGBPのショートは維持したい。それとも、EURUSDの買いは止めて、GBPUSDに乗り換えてしまった方がよりベターに思えてならない。

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6:45 NZD 第3四半期 小売売上高=前月比0.3%(予想0.9% 前回1.5%)、除く自動車前月比=-0.1%(予想 前回予想0.9% 前回2.1%←1.7%)→ 予想と前回を大幅に下回る
8:50 JPY 7-9月期 GDP・速報値=0.5%(前期比予想0.4%) 前回0.9%、前年比1.9%(予想1.6% 前回3.8%)→ 予想を上回り株価は上昇し円売りが強まる。 第2四半期の大幅な伸びから減速。これまで貢献してきた個人消費の増勢が鈍り、輸出も減少するなど、民需の力強さが欠けた一方、支えたのは公共投資と住宅
13:30 JPY 9月 鉱工業生産・確報値=前月比1.3%(前月比予想 前回1.5%)、前年比5.1%(前回5.4%)
15:30 FRA 第3四半期GDP・速報値=前期比-0.1%(予想0.1% 前回0.5%)、前年比0.2%(前回0.0%)→ 前回と予想を下回る
16:00 GER 第3四半期GDP・速報値=前期比0.3%(予想0.3% 前回0.7%)、季調前前年比0.6%(予想0.6% 前回0.5%)、季調後前年比1.1%(予想1.0% 前回0.9%)→ 予想通りだが前回下回る
18:00 ITL 第3四半期GDP・速報値=前期比-0.1%(予想-0.1% 前回-0.3%)、前年比予想-1.9%(予想-1.9% 前回-2.2%)
18:30 GBP 10月 小売売上高指数=前月比-0.7%(予想0.0% 前回0.6%)、前年比1.8%(予想3.1% 前回2.0%←2.2%)→ 予想外の減少にGBP売りが強まる
19:00 EUR 第3四半期 GDP・速報値=前期比0.1%(予想0.1% 前回0.3%)、前年比-0.4%(予想-0.3% 前回-0.5%)→ 予想をやや下回る。

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