11月14日(木曜) アジア市場の為替動向
イエレンFRB副議長の公聴会証言の原稿が早朝に報道されたことで、今日の本番の興味もやや削がれてしまった。相場は既にFRBの金融緩和の継続を織り込み、特に株は大幅に上昇し、過剰とも思える反応を示し、円売りの材料にされている。その公聴会は日本時間午前零時から始まる。
アジア市場の動き
14日早朝、13日NY市場クローズ間際にイエレンFRB副議長の公聴会証言の原稿が報道された。「景気刺激策の縮小前に改善が必要」との内容に、量的緩和を当面継続する可能性強まり、一部に期待された12月の縮小開始が遠のき、アジア市場の株高とドル売りへと発展。
NZの第3四半期・小売売上高は強く一時NZD全面高となるが続かず。日本の7-9月期GDP・速報値は、前年比1.9%(予想1.6% 前回3.8%)と予想を上回り、麻生財務相が「為替介入の手段を有しておくことは大事」と発言。
まさかこの水準で円売り介入ができるわけではあるまいし、ルー米財務長官も先日WSJ紙へ寄稿し「日本は輸出への依存を回避し、為替相場をターゲットとしないという約束を引き続き尊重すべき」とくぎを刺している。
市場はこれを円売り材料ととらえ、日経平均株価は300円超と大幅上昇に、円売りが強まり99.70円台へ上昇したが、今日は昨日100円をオプション勢の売りに失敗したことで、さすがに慎重。
その他の主要通貨は前日NY引け間際の上昇を維持しながらも、総じて小動き。EURUSDは、1.35台へ届かず、GBPUSDは1.60台を維持するも、1.6060超えの上値が重く、AUDUSDは0.9380で上げどまり、NZDUSDは早朝んお強い第3四半期小売売上高に、瞬間芸で0.8355台まで上昇するも続かず続落。
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