11月13日(水曜) アジア・欧州市場の動き
為替相場では、GBPが主役、脇役はJPYとNZD。GBPクロスの上昇を期待したい。
◎NZDは午前5時の金融安定化報告で、「NZD高を懸念」し、NZD売りへ→ 午前8時のウィーラーNZ中銀総裁の議会委員会への報告で「インフレが高まり、来年利上げの可能性を指摘し、NZD高へ動くことを懸念」NZD買い戻しが強まり、底堅く推移。
◎中国共産党の三中全会が閉幕したが、金融改革や土地改革で具体的に乏しく、中国では銀行の不良債権比率が上昇したことで銀行株が弱く、香港ハンセン-1.55%、上海総合指数-1.35%と大幅下落。新興国株(NSCIEM)も大幅な下落へ。米株先物が弱く、USDJPYは円高へと動く。
◎キム世銀総裁は、米金利上昇が新興国4.3兆ドルのインフラ赤字の穴埋めが困難になることを指摘。インド中銀はルピー安阻止にドル売り・ルピー買いの介入を実施。国務院声明で「経済改革を加速し、国民の信頼感を高める」、習近平国家主席=現在の問題を対処するための改革は一挙に実現することはできない。
◎午後6時半、英失業率は低下し、失業保険申請件数も予想以上に減少し、一弾目のGBP買いへ。午後7時半、BOE四半期インフレレポートは「信用状況が改善し、需要が上向き、経済は力強く成長へ」、「金利が現行の0.5%で推移すれば、景気回復が進み、失業率はより早く低下へ」、二弾目のGBP買いへ。カーニーBOE総裁も「失業率は予想より早く低下し、インフレ率は8月時点より低下している」と発言。
◎14日の午前9時から始まるバーナンキFRB議長の講演と、イエレン次期FRB議長の指名承認公聴会の内容で、相場が急変する可能性はあるが、市場参加は「連邦準備制度のバランスシートを約4兆ドル規模に拡大させた、政策の正当性を主張する見通し」とのことで、量的緩和の縮小が先延ばしされることを期待している。
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