11月13日(水曜) 昨日12日の海外市場の動き
消費者物価指数(CPI)が相場を動かす。 昨日も弱い英国のCPIで、前年比は2.2%(予想2.5% 前回2.7%)と低くポンド売りが強まり、スウェーデンのCPIが弱く、利下げ見通しにSEKは急落。
先に、ユーロ圏の消費者物価指数が予想外に低く、ECBが予想外の利下げを実施したことが頭に残り、今日(13日)のBOE四半期インフレレポートの結果もサプライズがないとはいえず、GBP相場には目が離せない。
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◎USDJPYは長い持ち合いから上値トライへ。先週まで200DaysSMAの下値トライを続けた投機的な動きも様変わり。99.00~20円、99.50~60円のポイントを上抜け、100円のオプションがらみの売りに抑えられ、買いも続かず。
注意する材料は、新興国株価の下落=円買い戻しへと変化。100.00円の大台手前では、まず利食いの売り。100.60円を終値ベースで超えたら更なる上昇を期待した円ショートポジションの積み増しに入りやすくなり、下値リスクは99.00~20円。
◎EURUSDは、サプライズなECB利下げショックの反動によるEUR買い戻しも、米国3連休前にひとまず終了。1.3450を完全にクリアすれば、1.3550~00までの上昇の可能性が高まるが、昨日は1.3456を高値に上げ止まる。今日のBOE四半期インフレレポートの結果を受けたGBPの動きによっては、予想外の展開もありえる。
◎14日のイエレン次期FRB議長の指名承認公聴会で、FRBの量的緩和縮小の有無とその開始次期を占うことができる可能性があり、市場は注目している。
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注目の発言・その他
⇒ バンク・オブ・アメリカ・メリル・リンチ月次調査=債券アンダーウェートがネット69%で過去最高2006年4月と同水準、株式アンダーウェートネット52%(4月49%)に増加し割高回答が2002年1月以来の高水準。
⇒ BNPパリバ=ECBは月間500億ユーロの資産買い入れが適切で、量的緩和前に政策金利0.25%の更なる引き下げ、中銀預金金利をマイナスへ、フォワードガイダンスの強化等の手段を使い尽くす。
⇒ ルー米財務長官(WSJ紙へザ添う財務相との会談直前に投稿)=デフレの終結を歓迎するが、日本が内需の伸びを強化するために必要な持続的な成功を達成するためには、輸出への依存を回避し、為替相場をターゲットとしないという約束を引き続き尊重すべきだ
⇒ 国際エネルギー機関(IEA)の世界エネルギー見通しの報告=2015年に米国がサウジアラビアとロシアを抜き、世界最大の産油国になると報告。
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昨日の経済指標の結果
⇒ 6:00 NZD 10月 REINZ 住宅価格指数=前月比1,6%(予想 前回0.8%)、前年比9.9%(予想 前回19.0%)→ 前回を上回り過去最高水準に上昇、直後にはNZD買いが強まるが、逆に下落へ。
⇒ 8:50 JPY 9月 第三次産業活動指数=前月比-0.2%(予想0.2% 前回0.6←0.7%)
⇒ 9:01 GBP 10月 RICS 住宅価格指数=前月比57%(予想58% 前回53.0←54.0%)→ 政府の住宅支援策で、前回を大幅に上回り11年ぶりの高水準
⇒ 9:30 AUD 10月 企業景況感指数=-4.0(予想 前回-4.0)、企業信頼感指数=5(予想 前回12.0)→ 企業信頼感が高水準の前回を大幅に下回る
⇒ 16:00 GER 10月 消費者物価指数=前月比-0.2%(予想-0.2% 前回-0.2%)、前年比1.2%(予想1.2% 前回1.2%)。EU基準前月比-0.3%(予想-0.2% 前回-0.2%)、前年比1.2%(予想1.3% 前回1.3%)→ EU基準が予想を下回る
⇒ 19:00 GER 10月 生産者物価指数=前月比-1.0%(予想 前回0.7%)、前年比-2.7%(予想 前回-2.2%)
⇒ 18:30 GBP 10月 GBP 10月 生産者物価指数=投入指数前月比-0.6%(予想-0.7% 前回-1.0%←-1.2%)、前年比-0.3%(予想0.1% 前回0.9%←1.1%)、産出指数前月比-0.3%(予想0.0% 前回0.0%←-0.1%)、前年比0.8%(予想1.0% 前回1.2%)、コア前月比0.1%(予想0.1% 前回0.0%←-0.1%)、コア前年比0.9%(予想0.7% 前回0.8%←0.7%)
⇒ 18:30 GBP GBP 10月 消費者物価指数・改定値=前月比0.1%(予想0.1% 前回0.4%)、前年比2.2%(予想2.5% 前回2.7%)、コア前月比0.2%(予想 前回0.4%)、コア前年比1.7%(予想2.0% 前回2.2%)、小売物価指数(RPI)=前月比予0.0%(想0.5% 前回0.4%)、前年比2.6%(予想3.1% 前回3.2%)、実勢インフレ率(RPIX)=前月比0.0%(予想0.4% 前回0.4%)、前年比2.7%(予想2.9% 前回3.2%)→ 予想より低下し、1年半ぶりの低水準にGBはP全面安となる
⇒ 18:30 GBP 9月 DCLG 住宅価格=前年比3.8%(予想 前回3.7%←3.8%)
⇒ 22:30 USD 9月 シカゴ連銀全米活動指数=前月比0.14(予想0.15 前回0.13)
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