2013年11月12日火曜日

11月12日(火曜)アジア市場の動きと、今後の見通し

11月12日(火曜)アジア市場の動きと、今後の見通し

FRBの量的緩和の縮小時期より、目先は米経済の強さを評価。

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日経平均株価は300円超と大幅に上昇し、中国株も強く、テクニカル取引からの買いも加わり、USDJPYは99.50円台のオプション勢や売りオーダーをクリアし続伸。FRBの量的緩和の早期縮小の思惑に、新興国株は軟調に推移し、対主要国では円安が進むが、対資源国通貨では小幅な上昇にとどまっている。

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これららの見通し
◎USDJPYは長い持ち合いから上値トライへ。先週まで200DaysSMAの下値トライを続けた投機的な動きも様変わり。99.00~20円、99.50~60円のポイントを上抜け、完全に上値を試す動きとなっている。

注意する材料は、新興国株価の下落=円買い戻しへと変化することだが、アジア市場の動きを見ていると売り圧力も弱い。このままだと、休み明けの米国市場では、どこまで上値をトライすることができるかを試し、100.00円の大台手前では、まず利食いの売り。100.60円を終値ベースで超えたら更なる上昇を期待した円ショートポジションの積み増しに入りやすくなっている。

ただ、一方的な円売りが続くかは、この時期を考えると難しく、100円トライ失敗後の反動に99.00円近くまでの下げは、覚悟しなければならない。





◎EURUSDは、サプライズなECB利下げショックの反動によるEUR買い戻しも、米国3連休前にひとまず終了。1.3450を完全にクリアすれば、1.3550~00までの上昇の可能性が高まるが、現状はEURUSDの高値を買い進む材料に乏しく、引き続き1.3300~1.3450のレンジにとどまっている。







◎AUDUSは、FRBの量的緩和の縮小の思惑が続き、先の豪中銀の豪ドル高けん制発言もあり、どうしても売られやすい通貨となっている。先週は、0.9420~0.9550のレンジ相場に入ったが、底値を割り込み下落基調が続き、0.9300が下値のターゲットになっている。






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今までの経済指標の結果

NZD REINZ住宅価格指数は、前年比9.9%(前回19.0%)と引き続き高水準。
JPY 第三次産業活動指数は、前月比-0.2%(前回0.6%)と弱い。
GBP RICS住宅価格指数は、57%(前回53.0%)と政府の住宅支援策で11年ぶりの高水準。
AUD 企業景況感は-4.0%で前回と変わらず、企業信頼感指数は5(前回12.0)で大幅に低下。
GER 消費者物価指数=前月比-0.2%(予想-0.2% 前回-0.2%)、前年比1.2%(予想1.2% 前回1.2%)。EU基準前月比-0.3%(予想-0.2% 前回-0.2%)、前年比1.2%(予想1.3% 前回1.3%)→ EU基準が予想を下回る
GER 生産者物価指数=前月比-1.0%(予想 前回0.7%)、前年比-2.7%(予想 前回-2.2%)

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トレンド











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今後の注目点
13日=BOE四半期インフレレポート
14日=イエレン次期FRB議長の指名承認公聴会、日本・ユーロ圏各国のGDP、米貿易収支、米週間新規失業保険申請件数。
週末=欧州委のドイツ貿易黒字の不均衡分析の必要性審査の結果。





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