2013年11月12日火曜日

11月12日(火曜日) 11日の為替市場の動き

11月12日(火曜日) 11日の為替市場の動き

週明けの11日は、米国市場がベテランズデーで穏やかな為替変動の中、EURUSDは上昇、EURJPY・EURAUD・EURGBPも上昇。米量的緩和の縮小観測に新興国通貨は軟調に推移。米株は小幅高。

アジア市場は静かな値動きながら新興国通貨は下落、欧州市場はEUR高が相場を支配し、米国市場は債券市場が休場で為替取引は休止状態。

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USDJPYは、強い日本の経常黒字にも全く動きが見られず、強い日本株にも動きは鈍く99円近辺での取引が続く。欧州市場は、EURJPYの買いが主導する円安に99.30円まで上昇、北米市場不在の中、99.20台で推移。

EURUSDは、欧州市場に入ると、EURJPY・EURGBPやEURAUDのクロスでEURの買い戻し続き、クーレECB専務理事の「必要であれば利下げは可能】との発言に反応せず、1.34台を回復。北米市場不在の中、1.34台で推移。

AUDUSDは、アジア市場は0.9370~90のレンジ。欧州市場に入ると、新興国通貨売りにEURAUDのクロスが主導しAUD売り止まらず0.9350割れまで続落。

GBPUSDは、EURGBPの買いの影響もあり、欧州市場で1.6000の大台を割り込み1.5970割れまで下落し、1.5970~90の安値圏で推移。北米市場不在の中、0.9350近辺で推移。

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今後の注目点
⇒ ルー米財務長官は、11月10~15日にアジア訪問。中国には「市場原理に基づく為替相場への移行を求め」、11月12日に訪日時には「日本は為替を目標としないとの、G20公約を配慮する必要」と発言。円安抑制効果があり多少気になる。

⇒ 欧州委は今週、「ドイツの貿易黒字が経済不均衡を引き起こしている」との分析が必要か決定する。10月30日に米財務省は「ドイツの輸出依存度が高く、欧州経済の安定を阻害している」と報告していた。
⇒ QE解除見通し、12月、1月、3月と意見が分かれる⇒ 主テーマはどこまでドルが買われるかだが、継続性も乏しい

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今までの主な出来事
⇒ ムーディーズ(8日の取引終了後)=ポルトガルの格付け見通しを「ネガティブ」→「安定的」に引き上げた。
⇒ クーレECB専務理事(9日)=必要であれば利下げは可能。

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