11月11日(月曜)今日のFXストラテジー(為替戦略)
強い米第3四半期GDPと10月の米雇用統計に、12月月のFOMCで量的緩和の縮小期待た強まり、政府機関の一部閉鎖にもかかわらず、米国の景気拡大が続くのではとの期待感に、米株価は上昇し、米金利も上昇している。そして、ECBは予想外の利下げを実施したこともあり、EURは下落し、ドル高の流れになっている。
ただ、一筋縄ではいかないのかが昨今の為替相場。12月のQE3縮小の見通しも不確実性は高く、来年の3月との見方の引き続き強く残っている。そうなると、ちょっとややこしくなり、積極的にドル高期待のポジションを積み上げることもむずかしく、11月のファンド決算月と合わせ、消極的な動きになりやすい。現状の市場センチメントからは、ドル高トライが続くことになりそうだが、大幅なドル高が続くか否かは、12月のFOMCをみないと判断できにくい。
先週末には、週末のポジション調整も加わり、EURGBPとEURJPYの買い戻しが強まったが、下落基調は変わらず、クロスでのEUR安がどこまで進むのか見極めてい。
考え方
◎米QE解除見通し、12月、1月、3月と意見が分かれる⇒ 主テーマはどこまでドルが買われるかだが、継続性も乏しいい。
◎11月末のファンド決算が多く、新規ポジションよりポジション解消⇒ 株ロングと債券ショートの巻き戻しの影響を受けやすい。
◎新興国の金融市場を注目⇒金融不安が強まると流動性懸念が生じた5月の相場を思い出す。
今週の経済指標では、14日が要注意。
◎11月13日(水曜)
19:30 英国 BOE四半期インフレレポート
◎11月14日(木曜)
08:50 日本 7-9月期 GDP・速報値=前期比予想0.4% 前回0.9%、前年比予想1.6% 前回3.8%
15:30 フランス 第3四半期GDP・速報値=前期比予想0.0% 前回0.5%
16:00 ドイツ 第3四半期GDP・速報値=前期比予想0.3% 前回0.7%、前年比予想0.6% 前回0.5%
19:00 ユーロ圏 第3四半期 GDP・速報値=前期比予想0.1% 前回0.3%、前年比予想-0.3% 前回-0.5%
22:30 米 9月 貿易収支=予想-390億ドル、前回-388億ドル
22:30 米 週間新規失業保険申請件数=予想33.0万件 前回33.6万件
0 件のコメント:
コメントを投稿