11月1日(金曜)、昨日10月31日(木曜)の海外市場の動き
◎不思議なもので、30日のFOMCまでは米経済に対しての不安感が相場を支配していたが、FOMCで米経済活動や雇用の改善が指摘され、昨日の米経済指標は、雇用情勢が改善し景況感も大幅な改善となり、ドル買いが強まる。
◎昨日は逆に、ユーロ圏の経済指標は悪く、消費者物価は低下し失業率は過去最悪で、ユーロ圏経済に対しての不安感が広まり、11月7日のECB理事会で、利下げや追加の流動性供給の可能性が高まり、EURは全面安。
◎それ以外でも、カナダGDPは前年比2.0%と予想外に強く、カナダドルは上昇。英ネーションワイド住宅価格指数は前年比5.8%と強く、来年の利上げ観測が強まったNZDとGBPも比較的検討。
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アジア市場では、NZ中銀理事会の声明で「来年には利上げが必要になる可能性」が指摘、NZD買いが強まるる。豪住宅建設許可件数は前月比14.4%(予想2.9%)と昨年5月以来となる大幅に上昇、豪第3四半期の輸入物価指数は前期比6.1%と非常に強い。
欧州市場では、独小売売上高が予想外のマイナスと悪化、独GfK消費者信頼感指数が弱く、消費者物価指数が前年比で1.0%を割り込み予想外の0.7%に低下、ユーロ圏失業率は過去最悪の12.2%まで上昇。 ⇒ 11月7日のECB理事会で、利下げや追加の流動性供給の可能性が高まり、ユーロ各国の長期金利は低下し、欧州株価は上昇。
米国市場では、新規失業保険申請件数が低下し雇用情勢が改善し、シカゴ地区購買部協会景気指数は大幅上昇し、2011年3月以来の高水準。
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今日の見通し
今日は、月初で週末金曜日、東京市場は3連休前。
昨日のEUR全面安が今日も続くかは別として、来週のECB理事会の結果を見るまでは、積極的なEUR買は考えにくく、利下げ観測が続く限り、上値も限定的で下値リスクが残る。
欧州発の経済指標は見当たらないが、アジア市場では、中国の国家統計局とHSBCの製造業PMIの発表が注目され、予想では前回より若干ながら改善が見込まれている。
米国ではISM製造業の景気指数の発表があり、予想では前回より若干の低下が見込まれている。
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31-Oct-13 Closed 前日比 %change
USDJPY 98.345 -0.156 -0.16%
EURUSD 1.3583 -1.522 -1.11%
USDCHF 0.9067 +0.764 +0.85%
GBPUSD 1.6037 0.000 0.00%
AUDUSD 0.9453 -0.285 -0.30%
NZDUSD 0.8259 -0.046 -0.06%
USDCAD 1.0428 -0.490 -0.47%
EURGBP 0.8466 -0.970 -1.13%
EURAUD 1.4363 -1.185 -0.82%
EURJPY 133.594 -1.706 -1.26%
CHFJPY 108.432 -1.105 -1.01%
GBPJPY 157.712 -0.265 -0.17%
AUDJPY 92.964 -0.439 -0.47%
NZDJPY 81.200 -0.193 -0.24%
CADJPY 94.242 +0.255 +0.27%
n225 14,327.94 -174.410 -1.20%
DJIA 15,545.75 -73.010 -0.47%
STOXX50 3,067.95 +27.260 +0.90%
DAX 9,033.92 +23.650 +0.26%
FTSE 6,731.43 -46.270 -0.68%
S&P/ASX200 5425.5 -5.360 -0.10%
HangSeng 23,206.37 -97.650 -0.42%
Shanghai Stock 2,141.61 -18.850 -0.87%
MSCIEM 1,004.66 -8.330 -0.80%
GOLD 1,322.30 -20.000 -1.49%
WTI 96.22 -0.350 -0.36%
CRB 277.86 -2.160 -0.77%
DXY 80.261 +0.484 +0.61%
VIX 13.75 +0.100 +0.73%
JP10Y 0.600 +0.010 +1.69%
US10Y 2.550 +0.010 +0.39%
GE10Y 1.670 -0.020 -1.18%
UK10Y 2.620 +0.080 +3.15%
AU10Y 4.020 +0.050 +1.26%
US2y 0.310 0.000 0.00%
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