10月31日(木曜) 欧州・米国市場序盤の動き (午後11時現在)
月末の為替市場は特殊要因もさることながら、経済指標の発表に揺れ動く。 1日を通じてドル安とユーロ安が混在し、特にNZDとCADの上昇が目立っている。
NZDとAUDは、NZの利上げ期待と強い豪経済指標に上昇が続き、USDJPYは、弱いアジア・中国株に98.50円を割り込みの98.20円近くまで一時下落。EURは連発する弱いユーロ圏・ドイツの経済指標に、EUR全面安。EURGBPは0.8500を割り込み、EURUSDも1.3620台まで続落。
アジア市場では、31日の早朝、オセアニア市場で発表されたNZ中銀理事会の声明で「来年には利上げが必要になる可能性」が指摘され、NZDとAUDの買いへと変化したが、アジア・オセアニア株が弱く、継続的な買いは続かず。
豪住宅建設許可件数はブレが大きいとはいえ、前月比14.4%(予想2.9%)と昨年5月以来となる大幅な上昇。さらに、豪第3四半期の輸入物価指数は前期比6.1%の伸びと非常に強く、AUDUSD買いへと動くが、途中で失速。
欧州市場では、独小売売上高が予想外のマイナスと悪化、独GfK消費者信頼感指数が弱く、消費者物価指数が前年比で1.0%を割り込み予想外の0.7%に低下、ユーロ圏失業率は過去最悪の12.2%まで上昇。EURGBPを中心にEURクロスの売りが目立ち、EURUSDは1.3650台を割り込み売りが止まらず。
米国市場では、新規失業保険申請件数は予想より良かったが、カリフォルニアのシステム・トラブルの影響はなくなったものの、米政府機関の一部閉鎖の影響に雇用の悪化が続く
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