2013年10月7日月曜日

今週のUSDEUR 相場見通し

今週のUSDEUR 相場見通し

今週のテーマ

米政府機関の一部閉鎖と、米債務上限をめぐる懸念(10月17日タイムリミット)
ドラギECB総裁の講演(10月9日)
IMF会合(10月10日~13日)

ECBは最近の金利上昇を危惧しながらも、新たなLTROの期待弱まる。
ECBはフォーワードガイダンスで低金利を継続。
ECBはインフレ低下をあまり気にしていない。
ECBは米国のデフォルトを危惧。

欧州関連の主な経済指標
10/7(月)17:30 EUR 10月 センティックス投資家信頼感指数=予想10.6 前回6.5→ 9月分は2年ぶりにプラスに転じで、ユーロ圏の景況感が回復、10月分も大幅な改善が予想され、EURにとってはプラス材料。



10/8(火)15:00 GER 8月 貿易収支=予想150億ユーロ 前回145億ユーロ→ 今年に入り2月の177億ユーロをピークに輸出の減少に140億ユーロ台まで低下したが、8月分は150億ユーロへの増加が見込まれている。




10/9(水)19:00 GER 8月 鉱工業生産=前月比予想-1.0% 前回-1.7%、前年比予想 前回-2.2%。→ 前月比では、6月-2.0%、5月-1.0%、4月2.0%、3月1.2%。2月0.6%、1月-0.6%と、徐々に上向いているが、予想通り-1.0%となれば直近では3カ月連続でマイナスとなる。


17:00 EUR ECB月報→ 先月9月21日の月報では、「インフレ圧力は抑制され、低金利を維持する方針」が示されており、今回もその継続が予想されている。

10/10(木)21:00 ドラギECB総裁の講演→ NYで講演が予定されており、以下の10月2日のECB理事会後の記者会見の内容が参考になると思われる。

10/2  ドラギECB総裁の記者会見=「短期市場金利の上昇を抑制する、あらゆる措置を取る用意がある」、欧州景気は底入れし、失業率の悪化にも歯止めがかかってきた」、「景気は依然として下振れリスクがある」、「低金利を必要な限り維持する」と再表明したが、追加緩和の可能性を示さず → 市場参加者は、2015年4月まで政策金利0.5%の据え置きと、今年末までの新たなLTROの実施を見越していたが、それが変わる可能性にEUR買いが強まる.

ドラギECB総裁の記者会見=ユーロ相場で、「為替レートはECBの政策目標ではないが、成長および物価安定にとり重要で動向に注意している」。「7月のフォワードガイダンスに沿い、低金利を長期間維持する方針を再表明」、「ユーロ圏の景気回復はぜい弱かつ一様でなく、信用フローは極めて弱い」、「ユーロ圏と通貨ユーロは抵抗力が増している」、「利下げに関する議論はあったが、最終的に据え置きを決定した」



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テクニカルでは、今年2月の高値1.3711に近づきながら1.36台の上値は重い。

Dailyチャートでは、21日、54日、145日の指数移動平均線、200日の単純移動平均線も上昇を続け、最近の上昇トレンドを継続。1.35台を維持しながら、1.3450~1.3650のレンジ相場で推移する可能性が高い。

Weeklyチャートでは、2月の1.3711を目標に買いの流れが続いている。200日週単純移動平均線(1.3334)は下降しながらもこの水準を上抜けし、1.3350近辺で底値感が強まっている。21日、54日、145日の指数移動平均線は上昇し、145日と200日とクロスすると、さらなる上昇の可能性が高くななり、1.37台が定着すると、1.4台へ上昇も。

Monthlyチャートでは、上値は切り下がり、下値が切り上がり、徐々に収束しつつあり、それまで1.2980~1.3850の幅の広いレンジ相場ながら、直近では54カ月指数移動平均線の1.3330をボトムに上昇が続く可能性が高くなっている。 200カ月単純移動平均線は過去長くに渡りサポートラインとなり、2012年10月以降では、170カ月指数移動平均線の1.2776がサポートラインで、21か月指数平均線の1.3224を中心におおよそ500ポイント上下で推移している。



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