***今週のポイント***
米政府機関の閉鎖はいつまで続くのだろうか? 10月17日と言われている債務上限引き上げのタイムリミットを過ぎてしまうと、米国はデフォルトに陥る可能性が高くなる。 今週もこれがメインイベント。
今週は、オバマ米大統領(民主党)と、共和党とで何らかの合意ができるのだろうか? 双方は妥協しないことを宣言しているが、金融市場は予想外に落ち着いており、遅かれ早かれ妥協することを期待しているようにも思える。
これらが解決しないと、米雇用統計の発表もなく、さらに、FRBは量的緩和の縮小を決めることもできない。 この状況が長引くと長引くほど、緩和縮小の時期が先送りされる可能性があり、10月の可能性はまずなくなり、12月の可能性も非常に弱まっている。
ちなみに、全てが解決すれば、今週金曜日にでも米雇用統計が発表される可能性もあると言われている。
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USDJPYは多くの円売り材料が出揃い、基本はドル買いを予想している市場参加者も、「ひょっとしたら?」との疑問符が生じ始め、それが拡大し始めている。
USDJPYの買い要因(円売り材料)が続く中、円ショートポジションに対しての警戒感が、先週の値動きを示している。つまり、通常なら買いが出動する水準でも、予想外にドル買い(円売り)が弱いことである。
中長期的には100円台の道を歩んでいることに変わりはないが、短期では、もしかしたら95円近くまでのもう一段の円高があるかも知れない? との恐怖感が広まっている。
EURUSDは、米国の混乱に買い継続ながら、1.3600~1.3700の鬼門は過去2週間破ることはできなかった。この水準をクリアすることができれば、1.40の大台の可能性が高まるが.....。 どうも、米財政協議の影響がどうなるか不安となっていることも確かながら、予想以上にEURUSD取引に活況感が見られないのが気になる。
1.3300~1.3700に逆戻りするのか、1.3700の大台を超えて大幅上昇が続くのか、今週は、EURJPYの売りを注目しながら、その間の、1.3400~1.3650の間で動けなくなっている可能性がある。
AUDUSDは、米国の混乱に買い継続ながら、豪中銀や政府要人からAUD高に対するプレッシャーがかけられ、豪中銀の利下げ期待は目先は収束に向かいながらも、潜在的には払しょくできず、底値を徐々に切り上げながらも、なかなか、0.95の大台を達成することが難しくなっている。レンジは0.9300~0.9500に収まり、0.9600を超えてくると0.9800までの上昇が見込める。
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今週の経済指標や発言からは、
10月9日(水曜) FOMC議事録とドラギECB総裁の記者会見。
10月10日(木曜) BOE理事会
この2点が特に注目材料となっている。
以下は今週の経済指標と発言予定
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