*** ポイント ***
イエレン氏が次期FRB議長へ決定され、FRBの量的緩和の縮小時期が遅れるとの思惑や、米財政協議が進展し、デフォルト回避へと動くとの期待感が、株買い+ドル買いへと相場を動かす。
英ポンドは、予想外に弱い英鉱工業生産と製造業生産、それと英貿易収支の赤字額拡大に、GBPUSD1.60の大台を割り込み重要なテクニカルポイントの1.5975、9月24日の安値1.5955を試す動きへ。
ユーロドルは、強い独鉱工業生産にもEUR買いは鈍く、アスムセンECB専務理事が、非標準的な措置が複数残っており、必要があれば追加の緩和措置の可能性を指摘。GBPUSD売り主導のドル買いの中で、EURGBPは急伸するも対ドルではEUR売りの材料となった。
ドル円は、日本株の上昇もさることながら、イエレン次期FRB議長決定の効果による安全資産としての円売りや、日銀金融政策決定会合議事録で、追加の緩和支持も見られ円売りへと動く。
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これまでの経済指標の発表結果
8:01 GBP 9月 BRC 店頭小売売上高=前月比-0.2%(予想 前回-0.5%)
8:30 AUD 10月 ウエストパック消費者信頼感指数=前月比-2.1%(予想 前回4.7%、前年比9.2%→ 3カ月ぶりの高水準となった前回から、反動や株価の下落、米デフォルト懸念にマイナスへと減少した。
17:30 GBP 8月 鉱工業生産=前月比-1.1%(予想0.4% 7月0.1%←速報0.0%)、前年比-1.5%(予想-0.6% 7月-1.1%←速報-1.6%)、製造業生産=前月比-1.2%(予想0.4% 7月0.2%)、前年比-0.2%(予想1.0% 7月-0.3%←速報-0.7%)→ 前回と予想を大幅に下回り、GBP売りが強まる
17:30 GBP 8月 貿易収支=-96.25億ポンド(予想-90億ポンド 前回-99.41←-98.53億ポンド)、輸出+1.1%(前回-9.2%)、250.79億ポンド(前回248億ポンド)、輸入-0.1%(前回-2.0%)347.04億ポンド(前回347.41←346.53億ポンド)→ 前月より赤字額は縮小したが、予想を上回る赤字額に、GBP売りが強まる
19:00 GER 8月 鉱工業生産=前月比1.4%(予想-1.0% 前回-1.1←-1.7%)、前年比0.3%(予想 前回-1.7←-2.2%)→ 予想と前回より上昇したが、EURUSDの買いは鈍い
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