2013年10月31日木曜日

10月31日(木曜)、昨日30日の海外市場の動き


10月31日(木曜)、昨日30日の海外市場の動き


◎世界中の市場参加者が注目した、FOMCは予想通り「景気回復の証拠を待つ必要があり、FF金利0.0%~0.25%の据え置きと、月額850億ドルの資産買い入れを維持を決定」。

金利に関するフォワード・ガイダンスは変更なしで、失業率が6.5%を上回り、インフレ見通しが2.5%を超えないかぎり、FF金利の誘導目標をゼロ近辺に維持。

声明では、「懸念された米財政協議の影響にもかかわらず、米経済活動や雇用改善を指摘」したことで、ドル全面高、株価は小幅下落、長期債利回りは上昇。

◎米国市場で発表された、10月の米ADP全米雇用報告は、13万人(予想15万人 前回14.5←16.6万人)→ 前回が下方修正され予想を下回る。

◎早朝午前5時に発表された、NZ中銀金融政策は、政策金利2.5%の据え置きを決定。予想通りながら、声明では、来年には利上げが必要になる可能性。NZドルは高いが、金利上昇に柔軟性を与えていると発表、この声明の発表を受けNZD買いが強まる。

昨日も多くの経済指標が発表された。
①強い豪新規住宅販売件数
②強いスイスKOF景気先行指数
③2年半強ぶりにプラス成長となったスペインGDP
④失業者が3カ月連続で増加したドイツ雇用統計
⑤強いユーロ圏景況感指数
⑥弱い米ADP全米雇用報告
⑦またも低下した米CPI
⑧前月比マイナスとなった独CPI


⇒今後の見通し
引き続き、今後の米経済指標の結果で、為替相場が変動することに変わりなし。
ただ、10月17日にようやく解決した、米政府機関の一部閉鎖による米経済成長の悪影響にFRBのメンバーがそれほど危惧していないことがはっきりとした。

問題は、これが、市場に安心感を与えるための方便なのか、楽観的な米経済の先行きを示しているのか、ラスキン理事は投票せず、ジョージ・カンザスシティー連銀総裁は反対票を投じ、来年の第1四半期まで予断は許さず。

⇒結果、ドル高傾向が長続きすることも難しく、EUR高の流れは変わらず、クロスでの円安傾向が続くことになり、USDJPYの買い圧力も変わらず。


  Closed 前日比 %change
JP10Y 0.5900 -0.020 -3.28%
GE10Y 1.6900 -0.050 -2.87%
UK10Y 2.5400 -0.060 -2.31%
WTI 96.5600 -1.150 -1.18%
AU10Y 3.9700 -0.020 -0.50%
DJIA 15,618.7600 -61.590 -0.39%
STOXX50 3,040.6900 -9.950 -0.33%
CRB 280.0200 -0.620 -0.22%
DAX 9,010.2700 -11.770 -0.13%
EURAUD 1.4482 -0.165 -0.11%
GOLD 1,342.7000 -1.000 -0.07%
EURUSD 1.3735 -0.097 -0.07%
GBPUSD 1.6037 -0.081 -0.05%
EURGBP 0.8563 -0.027 -0.03%
US2y 0.3100 0.000 0.00%
AUDUSD 0.9482 +0.034 +0.04%
USDCHF 0.8991 +0.034 +0.04%
FTSE 6,777.7000 +2.970 +0.04%
USDCAD 1.0477 +0.095 +0.09%
DXY 79.7100 +0.103 +0.13%
NZDUSD 0.8263 +0.107 +0.13%
CADJPY 93.9870 +0.212 +0.23%
EURJPY 135.3000 +0.353 +0.26%
GBPJPY 157.9770 +0.445 +0.28%
S&P/ASX200 5,430.8600 +15.330 +0.28%
CHFJPY 109.5370 +0.325 +0.30%
USDJPY 98.5010 +0.327 +0.33%
AUDJPY  93.4030 +0.346 +0.37%
NZDJPY 81.3930 +0.378 +0.47%
MSCIEM 1,004.6600 +5.990 +0.58%
n225 14,502.3500 +176.370 +1.23%
US10Y 2.5400 +0.037 +1.46%
Shanghai Stock 2,160.4600 +31.600 +1.48%
VIX 13.6500 +0.240 +1.79%
 HangSeng 23,304.0200 +457.480 +2.00%

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