10月30日(水曜)欧州・米国市場序盤の動き (午後9時50分現在)
米FOMCを明日未明に控え、取引を手控えるディーラーが多くなっている。強い米株や欧州株にコモディティー通貨がやや買い戻されている。
強い豪新規住宅販売件数、強いスイスKOF景気先行指数、2年半強ぶりにプラス成長となったスペインGDP、失業者が3カ月連続で増加したドイツ雇用統計、強いユーロ圏景況感指数、弱い米ADP全米雇用報告、またも低下した米CPI、前月比マイナスとなった独CPIと、多くの材料が示されたが、どれも動きは限定的。
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USDJPY、アジア市場は、中国短期金利の上昇にもアジア株高が続き、98円台を維持し上昇傾向が続いた。円クロスでも円買い戻しは鈍く、逆に緩やかに円売りが続き、98.10円を底値に上値を試す動きが続いた。欧州市場に入ると、強いスイス経済指標を受けたUSDCHFの売りにもCHFJPYの買いとなりUSDJPYの売りは見られず、欧州株高の中、98.20~30円の狭いレンジが続いた。米国市場に入り、弱いADP全米雇用報告と前月から低下した米CPIに、主要国通貨で緩やかなドル売りとなるが、98.10円を一時割り込む程度で底堅く推移。
EURUSD、1.3800台再トライ失敗の動きに、1.3750超えの上値を重くしている。欧州株高の動きにも反応は鈍く、大枠1.3735~50の狭いレンジで推移。欧州市場は、強いスイス経済指標にEURCHFの売りとなり上値は重く、1.3735~45の極狭いレンジとなったが、強いユーロ圏景況感指数に1.3750を超え1.3760台まで上昇。米国市場は、弱いADP全米雇用報告と弱い米CPIに1.3770台へ上昇するも、FOMCを控えテクニカルポイントの1.3780を超えられず、弱い独消費者物価指数に1.3750を割り込む。
AUDUSD、スティーブンス豪中銀総裁ショックが続く中で、0.9460をボトムにHIA新築住宅販売件数が強く、豪州株高の流れもあり0.95台を回復し、NZDUSDの下落にも底堅くようやく下げ止まり感が見られた。欧州市場に入り、0.9500を超えると短期ストップの買い戻しが入り、EURAUDの売りに0.9510台まで上昇、米株先物が伸び悩み、クロスのAUD買いが一巡すると、逆に0.9500を割り込む。米国市場は、弱いADP全米雇用報告と弱い米CPIにも0.9510を超えられず、徐々に値動きが鈍くなっている。
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